品質の良いお茶を作るためには、元気にお茶の木が育つように手入れをしていく事が重要です。
ただし、どんなに良いお茶の芽が育ったとしても、収穫時に古い葉っぱなどが混入してしまうとお茶の品質は当然低下してしまいます。
葉っぱや芽の成分が違う事もありますし葉っぱの硬さも違うため、新芽と同じお茶にはならないのです。
そのため、収穫時に古い葉っぱなどが混入しないように注意して摘み採りを行ったり、お茶の木の表面を整える作業を行っています(^^)/
最近行っている作業もこの作業となりますね!
荒らされた箇所を…
今年はニホンジカにお茶の木を踏みつけられる被害が多く発生しています。
何となくですが年々被害を受ける回数が増えてきていますね(-_-;)
もともとニホンジカはこの地域にはほぼ生息していない野生動物でした。
正直「奈良公園などで見かける動物」というイメージしかなく、目にすることは一切ありませんでしたね。
しかし、数年ほど前からシカの生息域が拡大。
生息頭数も増えたことで今では最も頻繁に見ることが出来る動物となりました(^^;)
シカが踏みつけたお茶の木はこのようにボサボサの状態となってしまいます。
この状態では収穫時に古い葉っぱや枝が混入するリスクが高まったり、伸びた芽を高い位置で収穫する必要があるので収穫量が減る事にも繋がりますね。
そこで、ボサボサした個所をキレイに刈り整える作業を行う必要があります(^^)/
大体ですが、赤いラインの位置よりも上へ飛び出ている部分は刈り落とす必要がありますね。
もちろん枝が元の位置に戻るように手入れをしますが、一度荒らされてしまうと完全には元通りにはなりません。
そのため、飛び出た部分はどうしても刈り落とす必要があるのです。
刈り落とした後の畑がこちら。
僅かな変化ではありますが、作業をする前と比べるとお茶の木の表面が整えられました。
この状態であれば、収穫時に古い葉っぱや枝が混入することはまず無いでしょう。
お茶の品質維持に繋がりますし、収穫作業自体も安心して行うことが出来ます(^^)/
今週はこのような作業を行います!
作業を行う時期が遅くなると充実した芽を刈り落としてしまうため、なるべく早い時期に行う必要もありますね。
もちろん、シカに荒らされたらその都度行う必要はありますが…(-_-;)
今日までに荒らされてしまった個所に関しては出来れば今週中に。
遅くとも今月中旬までに終えられるように作業を進めたいと思います!