おはようございます。
お盆も終わりとなりますが、相変わらず雨が降ったり止んだりの天気が続いています。
降り始めからの雨量は300mm越え。
雨が止んでいる時間も長いので川の水は極端には増水していません。
とは言え雨の日ばかりが続いているので、そろそろ夏の強い日射しを浴びたいところです。
布団なども天日にしっかりと当てて干したいですね(-_-)
お茶の花芽と実が目立つ季節に
8月になるとお茶の木には花芽などが目立つようになります。
お茶に花が咲くのはお茶の木が弱っているサインでもあるため、なるべく花が咲かないように管理しているのですが、植物なので完全に花が咲かないようにすることは出来ませんね。
お茶の木の場合は、主に夏場の水不足や肥料不足が影響。
本来なら葉を広げるために伸びる芽が、花芽へ変化して花を咲かせる傾向にあります。
水不足や肥料不足により木が弱ってしまう
↓
お茶の木が危機だと感じる
↓
次世代へと種を存続させるために花を咲かせようとする
このような流れで花芽が出来るのではないかとされています。
実際に雨が少ない年や根があまり張れていない木ほど花が咲きやすいように感じますね。
そんな花芽は主に三番茶として伸びた芽から発生することが多いです。
※こちらは鉢植えのお茶の木で、水やりの頻度を減らすなどして花が咲きやすいようにしています。
黄緑色の鈴のような塊がお茶の木の花芽です。
今後少しずつ膨らんでいき9月・10月になると開花が始まります!
お茶の実も
花芽だけでなくお茶の実(種)もこの時期になると目立ち始めます。
この緑色の殻の中に茶色いお茶の実(種)が入っているのです。
こちらも花芽と同じように、秋になると熟して種を落とすようになりますね。
花芽と実が同時に見られるわけですが、これは花が咲いてから実が成熟するまでにかなりの時間が必要なことを意味します。
野菜などは種類にもよりますが、花が咲いてから十数日もすると収穫できる事があります。
果樹の場合も春に花が咲いて秋冬までに収穫されるものが多いですね。
一部には花が咲いてから1年近く時間が必要な植物もありますが、お茶の木は時間がかかる植物に当てはまります。
花が咲いてから実が成熟するまで約1年近く必要になるのです(^^;)
ちなみに花が咲いたとしても授粉していなければ実は出来ませんし、授粉できていたとしても自然にダメになってしまう事や刈り落とされて無くなってしまう事もあります。
お茶の種や実はお茶の木の状態やその年の天候を示すサインであり、栽培方法を告げてくれる一面もあったりするのです。