日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

乾式フェロモントラップのルアーを交換しました

おはようございます。

8月もついに下旬に突入してしまいましたね。

 

2021年もあと4か月少々となり植物の生育も秋や冬へ向けて本格的に動き出す季節となりそうです。

 

ちなみに今日の川根町上河内地区の天気は若干雲が出ているものの晴れ!

夜の間に冷え込んだのか、肌寒さを感じるほどの気温となっています。

 

ただ昨日も朝の時点では晴れていましたが時間の経過とともに雨が降り出したので、今日も天気の急変には気を付けて過ごしたいと思います。

 

1日を通しての晴れ。

洗濯物や布団を安心して干せる日がやって来てほしいものです!

 

 

フェロモントラップ

昨日は草取りのほかにフェロモントラップのフェロモンを交換する作業も行いました。

 

フェロモントラップとは害虫(メス)のフェロモンを使用し集まってきたオスを捕獲することで、発生状態を確認するための道具になります。

 

もし虫があまり発生していないようであれば防除などを行う必要はありません!

また防除を行うとした場合、虫の発生状況を知ることで適切なタイミングで行えます。

 

 

フェロモンが販売されているのは葉を食べるイモムシ系の害虫です。

フェロモントラップで捕獲できるのは成虫になるため、成虫が発生してしばらくしてからが防除を行う最適なタイミングとなります。

 

イモムシが発生していないタイミングで防除するのはほとんど効果がありません。

イモムシを対象とした農薬は1週間程度で効果が無くなる物が多いため、もし被害を防げなかった場合は再度防除を行う必要も出てきます。

 

しかし、最適なタイミングで行えば防除を1回で済ませる事が出来ますね。

また発生量によっては防除をしない判断もします。

 

防除を行うかや防除をする最適なタイミングを知ることは、お茶の木を守る事にも農薬などの使用を必要最低限にすることに繋がるのです。

 

 

お茶の場合は

・チャハマキ

・チャノコカクモンハマキ

・チャノホソガ

の3種類のフェロモンが販売されているので、調査したい虫に合わせてフェロモンを選択します。

 

 

出来れば全種類モニタリングしたいのですが、それなりに値段もするので現在は「チャノコカクモンハマキ」という虫のフェロモン剤を使用しています。

小さなチューブ状の資材になります(^^)/

こちらを専用のフェロモントラップに入れる事で、オスのチャノコカクモンハマキの発生状態を確認できるようになるのです。

 

1か月程度で交換するのが推奨されているので、梅雨前から9月頃にかけて度々交換する事になりますね。

 

詳しくはまた後日投稿したいと思います。