おはようございます。
今日の上河内地区は曇り。夜の間に少し雨が降ったのか地面も濡れていますね。
気温も秋本番そして冬へ向かいつつ低下する一方。
お茶の木も冬へ向けて生育が進んでいるような印象を受けます。
充実する芽
来年の春に伸びる一番茶の芽。
それが少しずつ充実してきています。
5ミリ程度の大きさなのですが、この中では芽が伸びた時に開く葉っぱが作られているのです。
こちらの畑は今年の初夏に中切りをしました。
そのため枝数が少ないですが、1つ1つの芽がより大きくなる育ち方をします。
力強い芽が育ってくれそうです。
ちなみにこの時期の芽は大きくなり過ぎると冬の寒さに対して弱くなってしまいますが、ある程度充実し膨らんでくれると良い芽が春に伸びてくれます(^^♪
芽の膨らみ具合は、秋のナラシ作業を行う時期とその年の気温に左右されます。
ナラシ作業が早いと芽が良く膨らみますが、年内に萌芽したり大きくなり過ぎる事も…。
気温も高い傾向が続くと芽が膨らみますが、暖かすぎると膨らみ過ぎてしまいますね。
また急な気温の低下にも弱くなり、深刻なダメージを受ける可能性もあります。
最後に
なるべく気温の傾向も考慮してお茶の木の手入れを行いますが、最後はその年の天候が生育に大きく影響することになるのです。
今年に関してはナラシ作業を終えてから暖かい日が続いてしまいました。
そのため、萌芽してしまった芽が見られますが数は少ないので悪い影響が出るほどではないでしょう。
その後気温も下がったので萌芽する事はもうないでしょう。
冬の寒さが気になるところですが、芽が充実した状態で冬を迎える事が出来そうです。