日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

日陰の形に合わせて…

おはようございます。

 

今日は二十四節気の1つ大寒です。

大寒は一年で最も寒い頃とされていますね。

 

なんとなく当時の頃が寒いように感じますが、暑さも寒さも太陽の動きから少し遅れてピークがやって来ます。

 

地面も冷え切っているのでしょう。

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気温はそれほど低くないと思いますが、日陰の部分には数日前の雪が残ったままです。光さえ当たれば融けると思いますし、12月や3月頃であれば地面に蓄えられた熱で溶けてしまうでしょう。

 

寒さのピークがやって来ている表れだと思います。

 

ただ太陽の光は今後より増えていきますし、それに伴って徐々に気温や地温も上昇するもの。もうしばらく寒い日が続きますが2月になれば立春となりますし、植物も春へ向かって少しずつ動き始まるようになると思います。

 

地温(地面・土の温度)が上がり始めるとお茶の木も休眠から目覚める事になるのです。

 

それに合わせるように今後は肥料を施す作業などを行います。

使用する肥料は有機質肥料主体の物なので、植物が上手く利用できるようにするためには微生物たちに分解してもらう必要があります。

 

ただし、微生物たちも地温が低ければあまり活動しません。肥料を施したとしても分解は進まないですね。

また仮に分解が進んだとしてもお茶の木の活動も緩慢なので活用されにくいです。

 

微生物の活動やお茶の木の活動は今後の地温の上昇に左右されるので、今は地温が上がってくることを待つことが重要になります。