日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

肥料をまいた後はしっかりと耕します

おはようございます。

今日は昨日や一昨日と違い晴れた朝を迎えました。

 

気温は低く空気が冷え切っていますが、天気は良いですし雪が夜の間に降ったという事もありません。

肥料まきをしっかりと再開できる状態となっています。

 

ただし、寒さ対策はしっかりしないと体が冷え切ってしまいそうですね。空気の乾燥にも注意しながら作業を進めたいと思います。

 

土と肥料

今日から肥料まきを再開します。

今週は天候が崩れそうな日もありそうなので明後日までには終わらせたいですね。

 

ただ、先週までの作業によりある程度余裕が出来ているので、無理せずに作業を進める事が出来そうです!

 

そんな肥料まきですが、ただ肥料をまいて終わりではありません。

肥料をまいた後は土と混ぜ合わせる作業を行います(^^)/

 

この目的は主に二つ。

・土と馴染ませ分解されやすくする

・イノシシなどの動物対策

この二つになります。

 

肥料は微生物に分解されることで植物が吸収しやすい形へと変化します。特に有機肥料の場合は微生物たちの力が欠かせませんね!

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分解されなければ肥料としての効果が発揮されないため、土としっかり馴染ませるようにしています。

 

また土と混ぜ合わせる事で、肥料が土にしっかりと保持されます。大雨が降っても流亡しにくくする効果もあるのです。

 

そしてもう一つ重要なのがイノシシ対策です。

今回使用しているのは魚粕も入っている配合肥料になります。イノシシが匂いを嗅ぎつけてやって来る事もあるので注意が必要です。

 

そのためにおいを抑え、やって来たとしても食べ物が無いと思わせるために土を混ぜ合わせる必要があります。

 

最近は肥料をまいたからイノシシがやって来るという事はなくなりましたが(肥料は関係なしにやって来ます)注意は必要ですね。

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今の茶畑の地面は秋に刈り落とした葉っぱが表面を覆っています。

 

まだ葉っぱの形を保っている物が表面を覆い、細かく砕け始めた物がその下へ。そして腐植へと分解されていくのです。

 

肥料はこの状態でまきますが、土と耕す作業「浅耕:せんこう」を行うと・・・

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黒い腐植(腐葉土)と肥料と乾燥した葉っぱがキレイに混ざります。

土に空気もしっかりと含める事が出来るため、気温が上がると刈り落とした枝葉の分解も進むでしょう!

 

肥料も大切ですが、刈り落とす葉っぱも土づくりには重要です。

今回の作業は長期間のお茶の木の生育を支えるため、最後まで手を抜かないようにしたいと思います。