おはようございます。
昨日は広い範囲で雪の予報が出ていましたが、上河内地区では朝の時点では雪その後はみぞれや雨になる時間が増えました。
ただ、大井川の上流部井川の方では完全に雪となり積もったようですし、御殿場など標高の高い地域でも大雪となったようです。
昔2月の中旬頃にぼた雪が降った事も記憶しているため、雪が降ること自体はそれほど珍しくないでしょう。
降ればかなり積もる事になったと思うので、雪とならなくて良かったです。
今日の天気は晴れの予報が出ているので、晴れて地面や露が乾き次第茶畑へ向かいたいと思います。
一年間で最も使用
一昨日で春の肥料まき1回目が終了しましたが、ただ肥料をまくだけでなくその後土と混ぜ合わせる作業も行います。
その際使用するのがこの機械。
『クランクカルチ』です。
肥料をまいた後は有機質肥料や化成肥料、土壌改善用などの資材の種類に問わず土と混ぜ合わせる作業も行います。
これは土の微生物に肥料を分解してもらう事で植物が吸収しやすい栄養分へと変えてもらうため、刈り落とした枝葉の分解の促進や肥料を土に蓄える目的があるためです。
そのため茶畑の管理で使用する機械の中で最も使用する事が多いものになります!
一般的な耕運機は円盤状の物が回ることで土を耕しますが、こちらの機械は小さなクワが付いています。人がクワを使って土を耕すように土を耕していきますね!
そのため、土を耕す機械としては少し特徴的な物になるでしょう。
レバーも沢山あるため機械を操作している感が最も強いですね(^^;)
それぞれ役割があるので簡単に説明させて頂きます。
①はエンジンのオンオフをするボタン。エンジン始動時にはオンの方向に、作業を終えエンジンを切る時はボタンを押すとストップします。
②の横に付いているレバーは前タイヤの高さを変えます。前タイヤの高さを変える事で耕す深さを調節することが可能です。畑や刈り落とした枝葉の量に合わせて適宜調節しますが、それほど使用する頻度は高くありません。
③はタイヤのクラッチ。エンジンからの動力をタイヤに伝える事で自走しますが、その動力を繋げたり切ったりすることが出来ます。握ると動力が切れるようになります。
④はクワのクラッチ。タイヤと同じくエンジンからの動力をクワに繋げたり切ったりすることが出来ます。
道路や旋回中などはクワを動かさない状態で走行したいのでその際使用します。
⑤はエンジンのスロットル(アクセル)です。
写真の状態はアイドリングの位置でタイヤやクワに動力を繋げていても動くことはありません。エンジンの回転数をあげることにより機械が動き、スロットルを調節することで作業のスピードなども変える事が可能です。
作業中に使用するのは主に④のクワのクラッチと⑤のスロットルになります。
この二つを操作しながら茶畑の畝間部分を耕していく事になりますね。
操作している感があって面白いのですが油断は禁物。クワの部分に足を巻き込まれてしまえば大怪我をしますし、特に斜面で使用する際は機械を上手く動かさないとがけ下に落下する可能性もあります。
そのような事故も発生しているので、機械の特性を理解し安全に使用することを心掛けています。