日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年は焦りすぎないように

おはようございます。

一昨日は雨で昨日は徐々に天気が回復する予報が出ていましたが、夕方までずっと雨が降り出しそうな曇り空となっていました。

 

今日も所により雨が降りそうな予報を出しているところ、晴れの予報を出しているところもあり、どのような天気になるのか分からないですがスカッとした晴れになって欲しいものです。

 

1月は雨が少ない状況が続いていたので雨が降ってくれるのは有難い事ですが、雨や曇りの日が続くと晴れの日が恋しくなりますね!

f:id:ochagurashi:20220215072510j:plain

 

昨年の反省点

昨年の経理などを行いながら、栽培に関しての振り返りを行う事もありました。

昨年のお茶づくり最大の反省点は、一番茶の収穫を少し早くし過ぎてしまったこと…。

 

収穫量が少ないと品質が良いように感じるかもしれませんが、実はそう言い切ることは出来ません。

そもそも収穫の仕方で量は大きく変化しますし、お茶の木が疲弊していてあまり芽が伸びて来ないこともあります。病気や気象の影響により芽が伸びて来ないこともあるでしょう。

 

良い芽は充実していてある程度の重さを感じます。

そのため良い芽であればある程度の収穫量も同時に確保できる物なのです。

 

また小さい芽ほど品質が良いわけでもありません。

ある程度大きく育った芽の柔らかい部分を収穫した方が香りも味も良いことがありますね。

 

一概に収穫量で品質を語ることは出来ないのです。

 

昨年は良い芽が伸びてきていたのですが、少し収穫を焦ってしまいました。

気温が高かったことから順調に生長するだろうと思い、少し早めに収穫を開始したのですが、4月末に氷点下近くまで気温が下がりました。

 

その冷え込みの影響により芽の生育は一旦ストップ。

凍ることはありませんでしたが、生長がかなりゆっくりになってしまいましたね。

 

そのことを考慮し収穫期間を延ばしたりもしたのですが、早めに収穫してしまった畑も多かったです。

 

この点は天候次第で人の力で操作することは出来ません。

そのため判断が難しい所ではありますが、今年は急ぎ過ぎないように、焦らないように…良いタイミングでお茶の収穫を行いたいと思います。