日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

緑色が鮮やかになってきた更新園

こんばんは。

今日は午前中を中心に良い天気となりましたが、午後からは雷雨となりました。湿度が高い状態で晴れ気温が上がった事により、雷雨が発生しやすい状況になったのだと思います。

 

今後しばらくの間はこのような天気が続きそうなので、天気の急変には気を付けながら過ごしたいですね。

 

その一方でお茶の木の生育の観点からは、しっかりと雨が降ってくれるのは有難いです。

三番茶芽が生育するこの時期に少雨となってしまうと、芽の生育が悪くなるなどの影響が出てしまいます。ある程度育った状態であればそこまで問題ないのですが、芽が萌芽する前後に乾燥してしまうと極端に伸びなくなってしまいますね。

 

具体的な時期で言えば、7月20日頃までの間に少雨になってしまうと、生育に大きな影響が出てしまうかもしれません。

 

先週の梅雨明け以降、同じような天気が続いていたら少雨の影響が出てしまうと思いました。しかし、昨日や今日を中心に雨が降ったので過度な心配はせずにすみそうです。

 

更新園の現在

5月中旬に深刈り作業を行った茶畑。二番茶シーズン頃から芽が再生し始め、現在ではこのような状態になっています。

まだ芽が薄い部分もありますが、全体的に緑色が鮮やかになってきました\(^o^)/

 

昨年や一昨年はこの状態で病気を発生させてしまい、ほぼ全ての芽をダメにしてしまう経験をしたので今年こそは良い状態で管理したいですね。今のところは順調なので、この状態を維持することが出来れば申し分なしです。

この芽がもう少し大きくなり、さらに葉が充実し始めたらナラシ作業を行います。このままの状態では芽が上へ伸びすぎてしまい枝数が減ってしまうため、それを防ぐためのナラシ作業になりますね!

 

ナラシ作業を行う事でいったん上へ伸びる生長はストップしますが、残された葉が充実し再び芽が伸び始めます。その際、芽数が少し増えるため、より充実した枝葉を確保することが出来るのです。

 

浅刈りをした畑もそうですが、更新園に関しても今後2カ月程度が勝負の期間となるため、丁寧な管理を心掛けたいと思います。