日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

三番茶芽 生長途中と成熟中の違い

相変わらずの曇り続き。時々太陽の光が届く事もありますが、ほとんどの時間で雲がお日さまを隠している状態が続いています。気温はそこまで上がりませんが、とにかく蒸し暑く熱中症が怖いですね。

今日も午前中を中心に外作業を行いましたが、すぐに汗がダラダラと垂れてくるような状態となりました。日が当たれば服が乾くため体温も下がりやすくなると思うのですが、風も穏やかで日もあまり届かないためそうはいきませんね。

 

そして今後も曇りや雨の日が続きそうな予報。予報は確実に変わっていくと思いますが、2週間先までずっと曇りや傘マークが続いているのを見ると少し気持ちが滅入ってしまいます。青空が美しい季節であるため、しっかりと晴れて欲しいものです。

 

葉の色の違い

一番茶は芽が育ち切る前に収穫してしまいますし、二番茶はよりその傾向を強くします。四番茶はちょっと生長が始まった段階で刈り落としとなるため、大きくなるまで育てません。

萌芽してから芽が生長しきり、その後成熟までさせるのは三番茶芽だけとなるのです。

 

そのため茶畑は芽が生長中と育ち切った状態、そして成熟した段階で大きく異なった表情を見せてくれます。今は生長中の青々とした茶畑と成熟が進んでいる畑の2タイプがあるので、それぞれ見比べてみたいと思います(^^)/

まずは生長中の畑から。こちらは一番茶後に深刈り更新をした畑になります。再生した芽を一旦刈り落とし、再び芽が伸びてきた所になりますね。

一番茶と比べると少し硬そうな見た目をしていますが、やはり”芽”なので手触りは柔らかいです。葉っぱはまだ育ち切っていないためやや小ぶりな物が目立ちますし、今後開いていく葉っぱも見ることが出来ます。

そしてこちらは成熟が進んだ三番茶芽です。まず色合いが大きい違いになっていますね。緑色がより濃くなっています!

葉の大きさは多少のばらつきがありますが結構似ています。生長中の段階と比べるとそこそこそろった状態です。

 

3週間前後の生長段階の違いだけですが、お茶の葉は確実に変化していますし遠目で見た時の茶畑の雰囲気も変わります。個人的には、芽が伸びゆく時は見ていると元気をもらえるような気がし今の成熟が進んでいる状態は落ち着かせてくれるように思います。

 

そして変化はこれで終わりません。

今度はもう少し時間が必要になりますが、季節が進むとまた葉っぱに変化が見られるのも面白いです。