日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の芽と同化する草

8月も終わりが見えてきたこの頃。

天気次第ではありますが、来週くらいから秋の肥料まきを開始する予定でいます。その後は草刈り、そして裾刈り秋のナラシ作業と続いていくので、今週末までが草取りに集中する期間となりそうです。

もちろん肥料をまいている時などにも草取りを行うため、草取りのみに集中する期間の終了という事になります。

 

ただ草取りのみに集中して作業を行ったとしても、お茶の葉と草の葉っぱの色が非常に似ているため見落としてしまう事もあります。

 

同化する葉っぱ

三番茶芽が伸びつつある更新園は黄緑色が鮮やかな状態です。そのため、比較的生長し始めたばかりの黄緑色の草の葉っぱと完全に同化していますね。

この写真の中にもお茶の芽よりもだいぶ大きく育った草があります。葉っぱの色はほとんど同じなので、葉の形や大きさで見つけ出すような形になりますね(^^;)

お茶の芽に埋もれたような状態だとどうしても見落とすことがあり、後日さらに大きくなった姿を見たり花や種が出来ている事もあるのです。

 

ただしお茶の葉がある程度成熟してくると濃い緑色になるため、葉の色の以外から草の存在を把握しやすくなります。

一方、野イモ(自然薯)のツルは見落としやすくなりますが…。

 

野イモのツルが生長した葉っぱに埋もれてしまっている事もありますし、葉っぱの色合いも似てくるため見落としやすくなってしまいます。ムカゴが出来る株も出始める時期であるため、徹底して取り除く必要がある時期なのですがなかなか大変なのです。

 

草取りもなかなか奥が深いので、面白い作業だと思っています。体への負担はそこそこありますが、体一つで出来る作業であるため機械作業の合間に行うのも気分転換になって良いですね。