日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

1日を通した晴れが少ない8月に

昨日は午前中を中心に晴れましたが午後からは雨。そんな昨日と同じような天気が予報されていた本日は、朝から夕方までずっと雲が空を覆っている状態です。お昼頃に霧雨が降る事もありましたが、地面を濡らすような雨は降っていません。

気温はそこまで上がらなかったのですが湿度が高く体に堪えますね(>_<)

 

まだ季節は8月なのですが、どうも8月らしさを感じられないこの頃。その日の天気と最低・最高気温を毎日記録してるのですが、今月の確認したところ1日を通して晴れる日がかなり少ない事に気付きました。

 

曇や雨が多い

一昨年は晴れ続きの8月となりました。確認したところ、14日も1日を通して晴れていましたね。雨が降ったのは3日しかなく、20日間雨が降らなかった期間もあるほどです。

 

そして昨年は曇や雨の日が多い8月でした。しかし、1日を通して晴れた日は10日はあります。雨が多かったのは8月中旬頃であり雨量もそこそこありましたね。上旬は晴れのちくもりという日が多く、下旬頃になって晴れの日が続いてくれました。

最後に今年です。まだ1週間残っていますが、今年の8月は昨年以上に1日を通して晴れる日が少ないです。1日を通して晴れたのは5日。それ以外の日は晴れても曇ったり雨が降ったりしています。

雨が降る日は多いですが昨年よりも雨量は少なめです。ただ、雨が降りお茶の葉が濡れているような状態が続くと病気が発生しやすくなるため少し心配になる降り方です。

 

週間天気予報を見ると傘やくもりマークが続いています。明日や土曜日辺りは少し晴れそうな予報にもなっていますが、8月らしい青空はあまり期待できないのかもしれないですね。

 

日照不足は大丈夫でしょう

ここまでくもりや雨の日が多いと作物によっては日照不足になってしまう可能性もあるでしょう。

ただお茶の木に関しては、日照不足による影響が出る事は無いと思います。明るいくもり空であれば夏の強い日射しを適度に遮っている状態だと思うので、光合成の効率もそこまで低下しないでしょう。

強すぎる日差しは逆に光合成の効率を低下させたり、少雨と合わさると生育に悪い影響をもたらすことになります。

ただし、病気となると話が変わってきます。高湿度な状況、雨などで葉っぱが濡れている時間が長くなると、病気が広がったり感染の成立がしやすくなるため注意が必要なのです。

そのため雨やくもりが続くのも、晴れの日続きで少雨や高温になるのも厄介になります(^^;)

 

上河内地区では秋冬番茶の生産を行っていないので特に心配していませんが、場合によっては秋冬番茶の主な収穫部位である四番茶の生育に悪い影響が出てしまいそうですね。