日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の花が咲く季節に

もっと晴れるかと思っていた8月最後の休日。ただ、気温がやや低めでさらに風が吹いてくれているためとても過ごしやすい陽気となっています。特に午後からは木が揺れる程度の風となり正直肌寒いくらいです。

曇っているのが少し残念ですが、気温だけで見れば非常に秋らしい1日だと思います(^^)/

 

そんな秋らしさを感じる日も出てきたこの頃。お茶の木にも秋を告げる変化が見られるようになりました。

 

お茶の花が開花

秋になるとみられるお茶の木の変化、その代表はお茶の花の開花です!

毎年9月頃から10月にかけて花が咲くようになります。花の大きさは100~500円玉程度。花弁は白色でたくさんの雄しべがまるで花火のように伸びてきている姿をしています。

それほど大きくなく可愛らしい姿をしているため、お茶の木を花を楽しむために育ててみても面白いと思います。

ただ収穫するためにお茶の木を育てている場合、なるべく花が咲かないように育てるのが良いとされています。理由は主に2つで、1つはお茶の木が花を咲かせるのは木が弱っているサインとされてるためです。

そしてもう1つは、花芽と葉を広げる芽は同じであり花芽になってしまうと翌年春に葉を広げる芽が減少してしまうことも理由になります。

 

ただ、どのような手入れをしていたとしても一切花芽が出来たり花が咲かないようにすることは出来ないため、あくまでも花が”多く”なりすぎないようにするのがポイントです。

ちなみに今年の開花は少し早めのように感じます。その分、開花時期が伸びミツバチが花粉や蜜を集める期間が長くなってくれると嬉しいですね。

 

お茶の蜂蜜も少し気になりますが時期的に越冬するための重要な食糧源になると思うので、仮にお茶の蜂蜜が獲れそうだとしても獲ることは無いでしょう。

 

お茶に花が咲きミツバチがやって来ているこの頃。ミツバチを狙ってスズメバチがやって来る事もありますし、時期的に活動が活発になる時でもあるため、外作業をする時は注意して行いたいと思います。