日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

萎凋し良い香りがしてくる茶の木の畝間

こんばんは。今日は全国的に気温が下がった地域が多いようですね。上河内区でも最高気温は手元の温度計で21℃止まり。それも多分5日から6日に日付が変わったくらいの数値になると思います。

午前中はまだ少し暖かく感じましたがお昼過ぎからは寒さを感じるように…。先ほど温度計を見た時は15℃を示していたほどです。

 

真冬の暖房の設定温度は17℃程度とすることが多いので、その頃の室温よりも下がっている事になりますね。朝晩の冷え込みで15℃まで下がるのはそこまで珍しくありませんが、日中の活動的な時間帯にここまで気温が下がるのは少し珍しいかなと思います。

 

寒暖差が非常に大きく体調を崩しやすい状況となっています。体調管理には気を付けてお過ごしくださいm(__)m

 

良い香りがする畝間

秋のナラシ作業で刈った葉っぱは畝間部分に落とされます。刈り落とした直後は清々しい香りがしているのですが、半日ほど経過すると程よく萎凋(萎れる)し甘めの花のような香りが漂うようになります。

どちらの香りもそれぞれ特徴があり好きなのですが、時間の経過とともに香りが変化していくのがとても面白いです(^^)/

時には窓を開けて車を走らせているとフワッと香りが漂ってくる事もあるほどですね。

 

緑茶も紅茶もウーロン茶も同じお茶の葉から作る事が出来ますが(それぞれ向いた品種はありますが)味わいや香りには明確な違いがあります。

その1つが萎凋の有無です。適度に萎れさせると花のような甘い香りが生まれてくるため、紅茶やウーロン茶の製造時には萎凋が重要な工程となるのです。ただ萎れさせれば良い香りがするわけでは無いため、単純なように見えて非常に奥深さがあります。

 

近年では緑茶であっても軽く萎凋させて作っている物もあるため、機会がありましたら是非お試しください。緑茶らしい香りとは全く違ったものを楽しむことが出来ます。