日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

野生動物による茶の木の踏みつけ被害

今日は皆既月食

この記事を書いているのは18時半なので少しずつ欠け始めた頃かと思います。山に隠れていて見ることが出来ないので、投稿が完了したら茶畑まで出かけようと思います。

 

今回はそれほど遅い時間では無いので見やすい時間帯になりますし、天気も良いので天体観測をするのには良い機会になりそうです(^^♪

 

被害の手直しを

近年生息頭数が爆発的に増え、生息域が拡大しているニホンジカ。上河内地区でも近年一気に増えてきました。私が幼い頃(と言っても10年ほど前)までは一切見ることが無かったほどです。

しかし今では最も頻繁に見る動物となりましたね。

 

そして近年の生息頭数増加による影響で今まで発生しなかった被害も出始めています。

 

シカによるお茶の木への被害は主に2つ。1つはお茶の木を踏みつけて歩き、枝が折れたり茶の木の表面が乱れてしまうもの。この時に葉が傷付き、その傷や傷をきっかけとして病気になり、葉が落ちてしまう事も多いです。

もう1つは葉っぱの食害。こちらも今まで一切見ることが無かった被害です。

 

被害を受ける面積は、茶園全体の面積と比べると僅かなもの。しかしながら、お茶の木の生育に大きく影響しますし、芽の収穫や品質への影響も免れません。僅かな面積であったとしても精神的なダメージは大きいです。

こちらは赤いラインで踏みつけられる被害が発生しています。被害の規模としてはやや大きめであり、気付いた時はなかなかショックでしたね。

 

とは言え、落ち込んでもいられません。

出来るだけ枝葉の位置を戻しお茶の木の表面を整えなければ、来年の収穫時にも影響してしまいます。今後は被害を受けるたびに手直しをする…という日々が続くことになるでしょう。