日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

茶草場に大きなヌタ場跡が

こんばんは。今日の上河内地区は朝から良い天気となりました。晴れた分、朝の冷え込みは厳しくなり日中も風が冷たく寒さをより感じた1日でしたね。

12月になってから一気に寒さを感じる日が増え始め、季節が急速に進んでいる事を実感します。

 

気温だけではなく、朝明るくなるのが遅くなり逆に夕方は暗くなるのが早くなり、夜の時間がとても長くなってきている事も冬らしさを感じますね。

 

大きなヌタ場が

秋そして冬になると茶畑やその周辺で野生動物の痕跡がより目立つようになります。お茶の木を踏みつけられたり掘り起こされたり、葉を食べられてしまう被害も晩秋から春にかけて発生することが多いですね。

そして先日は2ヶ所で茶草場がヌタ場にされてしまっている光景を目にしました。

正確には土が泥では無いのでヌタ場とは言えないかもしれないですが、土を少し掘り起こし土を浴びている痕跡が見られたので、効果としては同じものと言えると思います。

 

こうなってしまうと植物が生えにくくなってしまいます。ススキなど茶草として利用できる草の量も減ってしまいますね。さらに草が失われ土が直接見えている状態なので、大雨が降った時に土が流れてしまったり小規模な崩落を引き起こす可能性も高めます。

 

一見放置しているように見える茶畑周辺の草場も非常に大切な役割を持っているのです。金額換算するのは難しいですし、直接金銭的な利益をもたらしてくれる場ではありませんが、いつまでも大切にしていきたい場所になりますね。

 

春になったらススキを植え付けるなどして茶草場としての復旧を目指します。