日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年は期待できそうな幼木園

再び冬らしい寒さが戻ってきた川根町上河内地区。昨日今日はキツイ霜も降り、空気も乾燥しがちな冬らしい天候となっています。そして今後しばらくの間は寒気の影響により、気温が一段と下がる予報が出ていますね。

二十四節気の「大寒」も過ぎた頃になるため、時期的には一年で最も冷え込みが厳しくなるでしょう。週単位で見れば寒暖差が大きくなるので、体調管理などには気を付けて過ごしたいと思います。

 

ただ、冬らしい寒さの一方で少しずつ日が長くなっている事も実感しています。少し前までは夕方五時を過ぎるとすでに真っ暗になっていましたが今ではやや明るい状態です。

日照の山場に対し気温の山場は少し遅れるため、今回の寒さを乗り越えればその後は春らしさを感じる機会も増えていくのかもしれない…という期待も持っているこの頃になります。

 

二度目の収穫を控えて

本日は幼木園の草取りを主に実施。

数年前に植え付けたお茶の木もだいぶ大きく育ってきました。

まだお茶の木が枝葉を広げている部分とそうでない部分が同じくらいの割合となっていますが、ここまで育てば今後の拡大はより順調に進むでしょう!

 

植え付けた年は地下の生長が主となるため、地上部の生長はそこまで活発には生りません。二年目も極端に大きくはならないですね。

ただ三年目からは徐々に枝葉を広げるのが早くなり、その後はどんどん横へと株を広げて行きます。

 

そして七年ほど経過すると大人のお茶の木と同じ大きさになり始めますね。収穫も六・七年目くらいから一気に増え始め、十年ほどすると安定した収穫量を見込めるようになります。

 

なお、収穫の開始は木の状態にもよりますが植え付けをしてから四年目くらいになります。初めての収穫はやはり量が少ないですが、収穫しない場合も株を充実させるために伸びた芽を刈り落とす必要があるため、お茶に加工するために収穫という選択をしていますね。

昨年が初めての収穫となり今年は二度目。昨年よりもお茶の木が大きくなっているので何事も無ければ確実に収穫量は増えるでしょう。

 

幼木園の収穫量の増加は、今年の一番茶シーズンの楽しみの1つです。