日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

原木シイタケも春の準備を

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は午前中を中心に弱い雨が降る事がありましたが、雨量的にはかなり少なく午後からは青空が見える時間もありました。

心配していた雪とはなりませんでしたが、雨により路面は濡れた状態。明日以降の冷え込みによっては凍結する可能性があるため、もうしばらくの間は冷え込みと道路状況に注意して過ごす必要がありそうです。

 

静岡県は温暖であること太平洋側の地域でもともと雪が降りにくい事から滅多に雪が降ることは無いのですが、山間部であれば年に数回は雪が降ることもあります。

当上河内地区もシーズンに2~3回は降ることがあり1回程度は積もるのですが、今シーズンに関してはまだ雪が降る日もありません。特段暖かい訳ではないのですが、珍しい冬となっています。

 

ただ、今回の冷え込みにより雪が降る可能性もあるということで、念には念を入れた行動を心掛けたいと思います。

 

ショックを与えて

今日は天気が悪い事もあり、山林内の原木シイタケの手直しを行いました。

 

手直し…というのは、組んであった木の一部が崩れてしまていたのでその復旧になりますね。

何らかの影響により朽ちてしまったのか、それとも何かしらの野生動物が入って来たのか…。作業中血を吸って膨らんだマダニの姿を確認できたので、野生動物の可能性が高いですね。

周辺にネットは張ってあるのですが、シイタケを食べにニホンジカカモシカが入ってくる事もあるので油断は出来ません。

 

ただ、木にショックを与えた方がシイタケの発生が良くなる傾向にあります。ハンマーでたたいたり、木をひっくり返すなどして組み直したり、電気でショックを与える方法もあるようです。

 

今回は崩れてしまった木を直すのですが少なからず気に衝撃が加わるため、春のシイタケの発生が良くなると嬉しいですね。

 

原木シイタケを管理している場所は、スギとヒノキそして少しの雑木が生えている林の中です。

スギやヒノキは真っ直ぐ伸び一年中葉を茂らせてくれているため、ほだ木が乾燥しないような天然の日よけとなってくれます。特に、乾燥させたくない夏場の上から降り注ぐ光をしっかりと遮ってくれますね。

 

対して冬は太陽の位置が低いため、横から差し込むように光が届きます。想像以上に光が入って来るので夏よりも断然明るいですね。

原木のシイタケにとって乾燥は大敵ですが、ジメジメしすぎるのも厄介で適度な光も大切になります。スギやヒノキの林はまさに適した環境なのです。

 

もちろん寒冷紗を張ったりスプリンクラーを設置することで人為的に適した環境を作り出すことも出来ますが、現状趣味程度の栽培なのでその場の環境を活用した管理をしていこうと思います。