日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

廃プラの動きか 紙製の肥料袋の変化について

こんばんは。

木曜日から始めた春の肥料まき1回目は無事に終える事が出来ました。ただ、これで終わりではなく混和する作業があるので、直ちにカルチを使用して土と肥料を混和する作業を始めます。

 

こちらに関しては、機械のハンドルなどを操作しながら後をついて歩くような形となるため体力的には幾分楽です。来週の前半、雨の予報の前までには大半の畑で作業を終える事が出来るのではないかと思っています。

 

二層の袋に

少し前までは紙製の肥料袋の場合、二枚の紙の間にビニールが入った三層構造となっていました。これは湿気などを防ぐためにあるものになりますね。

しかし今回の作業で使用した肥料の袋は、真ん中にあるビニールが無くなった二層構造でした。

内側の袋、肥料と接する面はワックスか何かで加工してあるのかツヤツヤした状態です。これで湿気などを防いでいると思います。

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写真では無く以前投稿した記事になりますが、この時はまだ間にビニールが入っていました。投稿は2020年ですが、その後の21年と22年もビニールが間に入っていたような気がします。

ただ使用している肥料は全く同じ物ではないため、商品を変えた事で袋も変わった可能性も当然ありますね。

 

紙袋タイプの袋は、湿気防止のために紙の間にビニールが入っているタイプの物しか見たことが無かったため、率直に昨今の廃プラの動きもあるのかなと思いました。

 

ビニールがダメではない

ビニールを使用していない紙製の肥料袋についての投稿になっていますが、ビニールが間に入った袋がダメという訳では決してありません。その点だけは、しっかりと書かせて頂きたいと思います。

というのも、肥料を適切に保管するためには湿気は大敵です。肥料が固まってしまったり変質することがあるため、ただの紙袋では肥料を入れておく袋としてはあまり適切ではありません。

 

肥料に限らず品物を適切に保管するためには、ビニール(プラスチック)などが必要になることもあるでしょう。それを省き品物をダメにしてしまったのでは、より多くの無駄が生まれる事になるため環境保護や廃プラの動きとしては本末転倒になってしまうのではないでしょうか。

 

今回は肥料袋に関しての話になりましたが、他の品物であっても話の本質は同じになると思います。

ビニール(プラスチック)の使用を減らす事も大切だと思いますが、ビニールが入っている袋そうでない袋どちらであっても、使用後に適切に処分(この辺りでは農協が年に数回しっかりと回収する機会を設けてくれています)することが重要だと個人的には思いますね。