日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

飛び出た葉っぱを刈り落とし 化粧刈りを行いました

こんばんは。

昨日の雨は良いお湿りとなり、土には十分な水分が供給された様に思います。そして日当たりが悪く地温も低いであろう場所でも水仙が出始めました。少しずつ植物が春へ向かって動いている事を改めて感じています。

 

お茶の木も休眠から目覚める事が出来るような状態にはなっているでしょう。今後気温が上がれば少しずつ変化が見られるようになると思うので、生育を楽しみにしている気持ちが徐々に高まっています。

ただ、それほど極端な変化は見られませんし、待っている時間は結構長く感じますがね(^^;)

 

そんな雨上がりの本日は、風などの影響により飛び出てしまった葉っぱを刈り落とす「化粧刈り」作業を行いました。今回の化粧刈り作業はナラシ機を使用しての作業となります。

どうしても葉っぱが大きく枚数が少ない状態だったり、風が強く吹き付けるような場所では、葉っぱが徐々に立ち上がってくるなどしてキレイに整えたお茶の木の表面が乱れてしまう事があります。

あまりにもピョンと葉っぱが飛び出ていると収穫時に古い葉っぱが混入する可能性が高まるため、そのような葉っぱを刈り落とす作業を行う事があるのです。それが今回行った「化粧刈り」であり、お茶の木の表面をよりキレイに整える作業になりますね。

 

ただ、今年作業を行った面積は少なく約1反ほどとなりました。

4~5反ほど行う年もあるので、今年に関してはかなり少ない方だと思います。昨年秋の化粧刈り作業が上手く出来たのでその効果もあるのかもしれません。

 

シカなどの動物に荒らされた場所は多くそのような場所は今後手作業で直していく必要はありますが、風などの影響を受けた場所はかなり少なかったので春の化粧刈りも小面積で済んでくれたと思います。

 

最後に

着々と一番茶を迎えるための準備が進んでいます。

今回の化粧刈り作業も、一番茶の収穫時に古い葉っぱが混入する可能性を低くすることが主な目的となるため、まさに一番茶に直結する作業と言えるでしょう。

 

今後は芽が膨らむ季節になるため、刈り込むような作業は行いません。しっかりと整えたお茶の木から元気に芽が育つのを待つばかりです。