こんばんは。
今日は午前中を中心に強い風を伴った雨となりました。このような天気は「赤焼病」の感染を広がる可能性があるため注意が必要です。
詳しくは以前の記事を見て頂きたいと思いますが、雨で濡れる事により病原菌が広がり風などで葉に傷が付くことでそこから侵入します。
発生しやすい時期は秋と春。秋は台風シーズンですし春も嵐がやって来ることがありますね。もともと赤焼病が発生しやすい時期ですし、さらにそのような天気になると感染が広まっている可能性があるので注意が必要なのです。
先日の時点でも赤焼病を疑う葉の変色が見られました。
時期的に2月の中旬頃になると赤焼病が発生する事があります。3月下旬前後がピークとなるのですが、発生が少ない状態で済むのか広まってしまうのかはその年の天候などによっても違うので何とも言えません。
また赤焼病は潜伏期間が約3週間程度あり、初期の症状が出始めてから分かりやすい症状に変化するのにも時間がかかります。そのため今は大丈夫だと思っていても、1か月後になると病気が蔓延していた…という事もあるのです。
蔓延してしまった状態になってからでは、どのような対処をしても挽回は出来ないのでこの点も厄介な点になりますね。
昨年秋以降シカなどによる踏み付け被害が多発している事もあり、葉にはたくさん傷が付いている事が予想されます。そのような場所が起点となり病気が広がる可能性もあるため、先週の時点で念のための防除は済ませてしまいました。
今日の雨の様子を見ると作業をして良かったかなと思いますが結果が明らかになるのは約1か月後なので、お茶の木の様子をしっかりと確認しながら過ごしていきたいと思います。