日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

キンリョウヘンの開花調整

こんばんは。

今日は一日お休みにして友人と共に浜名湖の北の方へ少しお出かけをしてきました。昼食は名物のウナギ。実は私はお店でウナギを頂くのは初めてだったりします。

値段はそれなりにしましたが、美味しかったですし何よりも良い経験が出来たと思いますね。

 

春の肥料まき2回目で使用する肥料も先日届けてもらったところではありますが、作業を開始するのは来週になってからか、3月になってからを予定しています。

今週は確定申告を主とした事務作業や自分・家庭に関するやりたいことを進める予定です。

 

キンリョウヘンの開花時期をずらす

日本ミツバチを呼び寄せる効果もあるとされるキンリョウヘン。蘭の一種であり、小型かつ丈夫で育てやすい特徴があります。

花が咲いた時に放出される成分がミツバチの集合フェロモンと似ているという事で、ミツバチを呼び寄せる効果があるとされていますね。そのため、巣箱の近くに開花したキンリョウヘンを置いておくとミツバチがやって来てくれる可能性を高める事になるかと思います。

※絶対に呼び寄せる効果があるわけではありません。

キンリョウヘンを普通に育てていれば、大体暖かくなりミツバチが分蜂する頃に花が咲きます。ただキンリョウヘンがいくつかあれば、開花時期をずらしてより長い期間花が咲いた状態にしておくことも可能です。

 

やり方はそこまで難しくありません。

年末くらいまでは霜の当たらない場所でいったんしっかりと寒さに当てます。寒さに当てる事で花芽が動くようになるため、ずっと暖かいままではダメです。

 

そして寒さに当てたキンリョウヘンの一部を暖かい部屋に移したり、一部はそのまま寒い所に置くなどすると、暖かい場所に移した株の方が早く花芽を伸ばし始める事になります。

このようにすることで複数ある株の開花時期がずれ、どれかしらの株に花が咲いている事になるのです。

 

なお、私は今回2月になってから部屋の中へ入れました。寒い場所に置いてある株と比較すると少しは生育が早まっているように見えますが、そこまで大きな違いにはなっていないでしょう。

早すぎる時期に花を咲かせてしまっても…という事で、立春を過ぎてからやろうと思っていましたが、当地区の場合は1月中に暖かい場所へ移動させても良いかなと思いました。

 

ペットボトルを利用

部屋にキンリョウヘンの株を置いてあるのですが、そのまま部屋に入れる訳には行きませんね。最低限鉢受が必要になりますが、私は一般的な鉢受の代わりにペットボトルを利用しています。

1.5Lほどの炭酸飲料(円柱に近い物)のペットボトルの上部を切り取り鉢を入れるとちょうどいい感じになります。

ペットボトルなので水漏れはせず、水やりなども安心して行えます。汚れや水やり時に出てきた水の処理も簡単なのが個人的なお気に入りポイントです。

 

昨年はミツバチがやって来る事はありませんでしたが、今年はやって来てくれるように期待を込めて待ちたいですね!