※2023年4月9日追記
こんばんは。
今日の日中は最高気温が16℃とやや低めであり少し肌寒さを感じた川根町上河内地区です。天気の方もやや雲が目立つ空模様であり、今後天気が崩れる事を強く実感しますね。
なお明日はまだ雨が降り出す事は無さそうですが、明後日からは雨が続きそうな感じなので雨が降る前に行いたい作業は明日までに済ませたいと思います。
芝桜の植え付け
間もなく雨が続く日がやって来る…という事で、昨年から苗づくりをしていて芝桜の植え付けを行いました。
植え付ける場所は茶畑の石垣と側溝のちょっとした空間。土が見えている状態なので、植物が生えてきますが大きな鍬などは使えないのでやや草取りが面倒な場所です。
その空間をそのままにしておくのはもったいないと思うようになり、昨年の秋から少しずつ芝桜の植え付けを進めています。
芝桜を選択する理由としては
・乾燥に強いこと(何なら乾燥を好む)
・春に花を咲かせること
・地面を覆うように育ってくれること
これら三点が主な理由になります。
まず一つ目の理由「乾燥に強いこと」ですが、この場所は石垣と側溝に挟まれた場所でありやや雨が当たりにくい環境であると言えます。また周辺からの水分の供給もそれほどないでしょう。石垣や側溝のコンクリートの蓄熱により水分が蒸発しやすい傾向もありそうですね。
そのため、乾燥に強い芝桜であれば特に手入れをする必要が無く育ってくれると思いました。
二つ目の理由「春に花を咲かせること」はアブラムシの防除に関連があります。お茶の木にもアブラムシが付くことがあり、特に4月や5月頃に最も発生しやすくなる傾向があります。
当地区では現状そこまで発生が多くなってはいないですし、天敵などの働きにより影響があるような被害になることはありません。しかし、気温が上がっていることなど環境の変化が大きいため今後どうなるかは分かりません。
そこでもっと天敵が動きやすいように環境を整える一環として、春に花を咲かせる芝桜を選択したのです。アブラムシの天敵と言えば「テントウムシ」が有名ですが『ヒラタアブ』という虫も天敵になります。
当地区ではテントウムシと同じくらい、それ以上にヒラタアブをよく見掛けるため効果は大きいと思います。
ヒラタアブは幼虫がアブラムシを、成虫は花の花粉を食べアブラムシを見かけるとその近くに卵を産み付ける特徴があるのです。
そのため、花粉を食べる事が出来るように近くに花が咲く場所を作ってあげればより活動しやすくなるのではないか…という考えで何か春に花を咲かせる植物を選択しようと思ったのです。
そして三つ目の理由「地面を覆うように育ってくれること」は草取りを楽にするのを狙っています。
地面を覆ってくれれば他の植物が生えにくくなり、草取りの手間を少しは低減させることが出来るでしょう。大きな効果が得られないとしても、芝桜が生育しやすい様に草取りを行うという目的が出来るため草取りへの億劫さが減るのは確実です。
防草効果、草取りへの気分を上げるための理由になります。
春になればピンク色の花をしっかりと咲かせてくれるため景観の向上もあるでしょう。
苗を作り植え付け再び苗を作り…と少しずつしか増やすことが出来ませんが、数年かけて芝桜が咲く場所を増やしていきたいと思います!
以下4月9日追記
食害の洗礼
植え付け後食害を受けるだろうと思っていましたが、さっそくその洗礼を受けてしまいました。
植え付け直後の状態と比べると一目瞭然で違います。
葉を食われてしまった株もありますし、食われてしまう際に土から引き抜かれてしまい枯れた株も見られました。
少し伸びたら食われ少し伸びたら食われ…を繰り返す事になりそうです。
食害を受けるので活着率は50%程度あれば良い方だと思います。その後の生育も食害を受ける事で停滞するため、地面を覆う様な形になるまでにはかなりの時間がかかりそうです。
野生動物への対応もしながら、めげないで今後も続けて行きたいと思います。