こんばんは。
一番茶の収穫開始まで一週間を切った事から最終的な準備を進めています。今日は収穫時に使用する機械「摘採機」のグリスアップや故障が無いかの確認を行いました。
昨年だったか一昨年は燃料を送るホースが劣化で割れてしまっていました。事前の点検を行っていなかったため使用する時に判明。これは良くありませんでしたね。
お茶のシーズン後に丁寧に掃除や整備を行いますが、保管中に劣化が進むこともあるため、事前の点検も重要になると改めて実感した出来事でした。
なお、今回の点検では異常や故障は一切見られませんでした。
ただ機械以外の消耗品、食品用の潤滑スプレーがのこり4本と微妙な本数であったり2サイクルエンジン用のオイルが残り少なくなっていたことから消耗品の準備を行った所です。
明日以降には、お茶摘みの時に使用するカゴの洗浄や乾燥をしていきたいですね。
趣味で育てているお茶の木
本業はお茶の生産になりますが、それとは別に趣味で特徴的なお茶の木も育てています。品種名が付いた木もありますが、枝変わりを増やして鉢上げしたり種が地面に落ち自然と生えてきた特徴的な物を採取してきて育てています。
品種名が付いた物で育てているのは「おくみどり」と「はるみどり」です。他の場所には「ゆめするが」もあります。
それ以外の鉢は全て枝変わりだったり実生の苗を採取してきたり、何の品種か分からないその辺から生えてきた物の枝を挿し木で増やして育てているところです。
昨シーズン、種から育てたお茶の木の中から1本だけ特に良い香りがする物があったので、それも特性をより深く見ていくために鉢上げして残しています。
また枝変わりなどで気になる木が2本あります。
1つは白というよりもクリーム色をした芽のお茶の木。
芽の若い期間だけこのような色合いになります。時間が経過し葉が成熟してくると徐々に濃い緑色へと変化しますし、芽も時期によっては緑色の状態で伸びてきます。
まだ、木を大きくしている最中なので香りや味は確認できていませんが楽しみにしている木の1つです。
そしてもう1つは葉脈だけ緑色の芽が伸びて来るお茶の木。
こちらは昨年の初夏に茶畑から出てきていた物を採取してきました。
まだ生育期間が短く、どのような特徴の木なのか把握出来ずにいました。と言うのも採取してきた後に出てきた芽は緑色をしていたため、葉脈だけ緑色になる特徴的な芽が再び伸びて来るのか分からなかったからです。
今年で2年目の春となりますが、葉脈だけ緑色の状態で芽が伸びてきていますね!
そのため葉脈だけ緑色だったのは一時的なものではなく、この木が持つ特性である事が理解できたこの収穫は大きいです。
お茶に加工するかどうかは一旦置いておいて、純粋に面白い木なので観賞用として育ててみるのも面白いと思います。
今年からお茶の通信販売を開始する予定でいますが、いずれはこのような木もご提供する機会を作れるようにしていきたいですね。