日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年のお茶づくり 夏の反省点

こんばんは。

昨日は手元の温度計で40℃まで気温が上がった非常に暑さ厳しい1日となりましたが、最低気温も下がりにくく熱帯夜となり寝苦しい一日を過ごしました。そして今日は昨日よりは気温が下がったものの猛暑日越えの気温となり、相変わらず暑さ厳しい状況が続いています。

もうしばらくは暑さ厳しい日が続きそうなので、もうひと踏ん張りしていかなければですね。

 

夏の反省点はハダニの被害

今年の夏のお茶づくり最大の反省点はハダニの被害を発生させてしまったところがあることです。雨が少ない状況が続くとハダニの発生が多くなる傾向があるのですが、今年の7月中旬から8月にかけてはまさに雨が少ない天気となり、部分的に増殖してしまいました。

 

ハダニは葉っぱの裏側に主に住み着き汁液を吸うのですがその影響は地味に大きく、たった数頭であったとしても葉を変色させたり縮れさせるなどの被害をもたらします。また繁殖スピードも速く対策が遅れると深刻な影響が出てしまう事があるのも厄介な点になるでしょう。

 

なお、少雨になるとハダニが発生しやすくなる理由としては、ハダニの天敵となる虫たちが少雨・乾燥傾向であると活動が抑えらえること、激しい雨が降ることでハダニが流される現象が起きないことが主に考えられます。

健全な状態の葉っぱは上の写真のような見た目をしているのですが、ハダニが増殖してしまうと遠目でも分かるほど変色が見られるように…

写真中央部分が特にハダニの被害が大きかった場所であり、若干黄色く変色しているのが分かるでしょう。

近くで見るとこのような状態となっています。

すでに出来る対策は行いましたが、一度このような被害が出てしまうと完全に挽回させることは出来ません。

 

被害の出た場所はほんの僅かな区画でしかありませんし、天候と言う我々には操作できないものによる影響も大きいので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、しっかりと反省をし来年以降のお茶づくりに活かしていきたいと思います。