日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

少雨による芽伸びの低下

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は午前中を中心に日差しが届き、お昼前からは雲が広がり今にも雨が降り出しそうな状態となりました。実際弱い雨がパラつくこともあったのですが本降りになることは無く夜を迎えてしまい、中途半端に雨が降ったことから若干蒸し暑くなっています。

 

そして雨が降りやすそうな空模様になるのは今日だけでなく、明日以降も何日か続きそうな予報が出ていますね。しばらく雨が降らなかったのでチャノキにとっては恵みの雨となってくれると思いますし、雨が降ったり雲が広がることで湿度は高くとも気温は低めになり多少は過ごしやすくなるかなと期待しているところです。

ただ、週間天気予報を見ると単独の晴れマークが見当たりません。そのため、雨が降り続くことによる影響が出ないかと若干心配もしています。特に8月末から9月上旬にかけては秋の肥料まきを行いたいのですが、雨が降る中作業をすることは出来ないため、今後の天気を気にかけて過ごしたいと思います。

 

少雨の影響で芽伸びが悪い畑もあり

今年の夏は気温が高くなっていること、高い状態で推移していることが大きな傾向かと思います。ただ、チャノキを育てている上では気温が高くなることよりも、雨が少ないこと降らないことの方が気になります。

実際7月中旬から8月上旬にかけて雨が降らない日が続き、雨が降って欲しい気持ちが日に日に増していきました。

 

そしてこの雨が降らない期間があったことにより、チャノキの生育にも僅かながら影響が出ています。そのうちの一つはハダニの発生。最近ブログの方に書いていた事になりますね。

そしてもう一つは芽伸びが悪くなることです。こちらに関しては大半の畑では問題になりませんでしたが、一部区画ではもう少し芽が伸びてほしかったかな…という状態となっています。

ただ、著しく悪いわけではありません。来年の一番茶を育てる土台としては十分育ってくれていると思います。欲を言えばもう少し伸びてほしかったと言った感じですね。

 

こちらの畑は植え付けをしてから10年が経過しています。もうそれなりに時間が経過した畑なのですが、チャノキを育てている畑としてはまだまだ若い状態です。

そして植え付け前に山土を入れてあるため石や礫も多く排水性がかなり良くなっています。土はチャノキの枝葉を刈り落としつつ作り上げていくため、ほかの畑と比べると少雨への耐性がまだ低いと言えますね。

あと数年も経てばもっと良い畑になってくれることでしょう!

その時を楽しみにしつつ、丁寧なお世話を今後も心掛けていきたいと思います。