日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

カモシカの子どもが連日訪問中

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は雲が優勢な空模様で一時雨が降ることもありましたが、午後には青空が雲の間から広がる時間帯もあり久しぶりに天気が回復してきたような印象を受けました。

 

ただ天気予報を見るとまだ雨が降りやすそうな予報が出ていたこと、一時的に降った雨でトラックの荷台が濡れてしまったことから、肥料まき作業の開始を明後日以降にすることに(明日は所用があるため)

その頃にはある程度天候も安定してくれるかと思うので順調に作業を進めていけるよう準備を進めたいと思います。

 

カモシカが連日訪問

気が付いたのは台風が接近中であった一昨日。家庭菜園の畑で何かしらの動物の姿を確認しました。

最初はこの動物の存在に気が付いていなかったため、ネットを挟んでばったり出くわしてしまう形となってしまいました。このようなシーンだと近くに親がいることで危険な目に合う事もあるのですが、今回に関しては親の存在は無かったため助かりました。

 

ちなみに、この動物の正体はニホンカモシカの子どもです。

親離れするにはまだ若干小さいような印象も受けましたが特に問題なく生きているように思われます。小さいうちは可愛らしいので、これ以上大きくならずしかも農林産物を食わなければ良いのですがその願いは叶いませんね。

 

カモシカは縄張り意識が強い動物でもあります。

それにも関わらず生息頭数が増えているためカモシカ同士の喧嘩を目にすることも珍しくはありませんし、その喧嘩をもとに命を落としてしまったであろう個体も度々目にします。あくまでも我々の身の回りの話になりますが、カモシカが生息するための土地のキャパは超えてしまっているでしょう。

 

街中にカモシカが出没し山へ還すようなニュースもありますが縄張り争いがあるため山に還したところで生きていける保証は一切ありません。街中をカモシカが闊歩しても受け入れられるような社会にするか、住宅街や都市をつぶし山林に還すか、海を埋め立てて新たな土地を造成する…これらの方法が取れれば命を落とすカモシカも減るかもしれませんが現実的に考えて無理でしょう。

可愛いだけで済ませれば楽なのですが、それだけでは済まない難しい問題なのです。

 

なお畑は1mの金網と1.7mほどのネットで囲ってあるのですが、外周の一部は高さ3m程度の石垣と接しているため、動物の侵入は無いだろうと言う思いとネットを張る際に危険が伴うため張っておりませんでした。

ただ、石垣の高さが1m程度の箇所も僅かにあることからこの部分から入ってきているのだろうと思います。今は栽培している野菜などが無いのでまだ対策していませんが、秋冬野菜を植える過程でこの部分もしっかり塞ごうかと思っているところです。