日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年最後の黄緑色

こんばんは。

今日も相変わらず蒸し暑さが堪える一日となりました。特に午後からは雲が広がり雨が降り出しそうなような状態になるものの雨が降らずに終わってしまったので(今の所かもしれませんが)夕方になっても蒸し暑いままでしたね。

ただ午後7時を過ぎたころになるとさすがに空気が涼しくなってきたことを感じます。夜に関しては多少過ごしやすくなってきたなと感じるこの頃です。

 

黄緑色は見納めに

現在の茶畑は伸びて来た四番茶芽により色合いに変化がみられるようになりました。

一番茶や二番茶そして三番茶芽が伸びる時期と比べると芽の生育にばらつきがあるためそろった黄緑色とはなりませんが、それでもある程度芽が伸びてくると遠目で見た時に黄緑色に見えるようになりますね。

 

当然、これから季節が秋本番そして冬へと向かうとチャノキは芽を伸ばさなくなります。次に芽を伸ばすのは来年の一番茶シーズンであるため半年近く濃い緑色の状態が続くのです。そのため、今年中に黄緑色の茶畑が見ることが出来るのはこれから残り少ない期間のみであると言えます。

半年ほど待てば再び見ることが出来るようになりますが、今年に関しては見納めとなる時が近付いてきているのです。

なお、当上河内地区においては秋冬番茶を行わないため三番茶芽以降は伸ばしっぱなしです。そのため四番茶芽の生育にばらつきが生まれるのですが、秋冬番茶を作る場合は夏に伸びた芽の先端を軽く刈り整え四番茶芽の生育をそろえることもあります。そのため、地域や作り方によってはこの時期であっても同じように芽がそろって伸びている光景を見ることも出来ます。