日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ナラシ作業から化粧刈り作業へ移行

こんばんは。

昨日の夜から今朝にかけては寒いくらいの気温となりました。手元の温度計を見ると16℃まで気温が下がっており、ようやくこの時期らしい冷え込みがやって来てくれたように思いますね。再び暑さが戻ってくることなく、秋らしい日が続いてくれることを願うのみです。

 

ナラシ作業は終了

昨日は雨の影響により外作業はお休みに。ナラシ作業は残り半日も必要ないくらいの時間で終えられる程度の面積しか残っていませんでしたが一昨日も作業は出来ず、2日ぶりの作業再開となった本日無事に終えることが出来ました。

ほんの一週間前までは四番茶芽が伸び黄緑色に見えていた光景が一変。今後やってくる冬そして来年の春に向けた最低限行うべき準備が完了したことになりますね。

ただ来年の一番茶へ向けた準備がこれだけで十分なわけではありません。作業性を良くしたり品質の向上を目的とした作業はまだまだあります。あくまでも”最低限”行う必要のある作業が終わっただけであるため今後も多様な作業が続くことになるのです。

 

その一つが化粧刈り作業。ナラシ作業の後に行うものです。

作業を行う時期はナラシ作業終了後すぐに行うこともありますし、しばらく日を開けてから行うこともあります。またチャノキの表面が乱れてしまった場合は春先に行うこともありますね。

 

作業内容はナラシ作業と同じでチャノキの表面を刈り整える作業です。注意点としてはナラシ作業のようにしっかりと枝葉を刈り落とすのではなく、ナラシ作業時と同じ位置か若干高い位置で刈り落とすことで飛び出た葉っぱや芽を刈り落とす作業となります。

 

秋のナラシ作業ではたくさんの枝葉を刈り落とすため上手く刈れなかった葉っぱや枝が残ってしまったり、ナラシ作業後に伸びてきてしまう芽もあります。このような物があるとチャノキの表面から飛び出たような形となってしまい、収穫時に混入してしまう可能性が高まってしまいます。そうなると品質の低下を招いたり、収穫作業が行いにくくなってしまうため、なるべくきれいに刈り整えるようにしているのです。

 

今後行うのはこの化粧刈り作業。

昨年や一昨年はナラシ作業が終わってからしばらく日を開けて実施していましたが、今年は続けて行います。この判断がどのような結果となるのか…しっかりとチャノキを見ていきたいと思います。