日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

畝の位置決めと仮植

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝からどんよりとした曇り空。時々弱い雨が降ってくることもありましたが雨が降るのは限られた時間のみで、雨が降りそうで降らない状態が続いています。

今週はこのような天気が続き日によっては雨が降る予報が出ていますね。また週の後半からは台風の影響も心配になりそうな状態。今週は秋らしいカラッとした青空が広がる光景が期待できそうになく、少し気分も下がり気味となっています。

ただ先週までは忙しい日々が続いていたので、休養をしっかりと取りつつ細かな用事を片付けるのに良い一週間かとも思っています。天気は微妙な感じですが有意義な一週間にしていきたいものです。

 

茶苗の植え付け準備

今回は先週行っていた茶苗の植え付け準備について…。

古いチャノキの伐根作業は昨年の12月に行い今年の4月に焼却処分。軽く整地作業をしつつ土に埋もれた幹や根っこを集めるなどの作業をしていました。その後は特に行うことが無かったので大きな動きは無かったのですが、植え付け時期が近付いてきたため畝の位置を決める作業と植え付ける苗木が届いたため仮植を行いました。

 

まず畝の位置決めですが、これは文字通りチャノキの畝の位置を決めるもの。作業がしやすいようになるべく均一な幅で直線になるように位置を決め、植穴を掘る時の目印にしていきます。

我が家では2本の支柱とそれに巻き付けたひもで畝の位置を決め植穴を掘ってきました。そのため畝の位置を決め植穴を掘り、一列分植え付けが終わったら次の畝に移るようなやり方でやっていましたが今回は若干違います。

植え付けは後日行いたいのと、一つの畝に2列チャノキを植え付けたいため(千鳥植え・複条植え)チャノキは植え付けず印をつけるのみにしました。

印は畝の両端に支柱を立て麻紐で畝の中心が分かるようにしました。植え付け時にこれを基準とし植穴を2列掘りチャノキを植えていく事になります。まだ木を植え付ける段階ではありませんが、この作業が終わったことで何となく畑のイメージが湧いてくるようになりましたね。

 

そして先週後半にはついに植え付ける苗木を納品して頂きました。2品種植える予定なのですがそのうちの1品種は来年の春に、そしてもう1つの品種は11月に植え付け予定です。

ただし素掘り苗であるため、植え付け時までこの状態にしておくわけにはいきません。ポット苗であれば大丈夫なのですが、素掘り苗は土が払い落とされているため時間の経過とともに根っこが乾いてしまい、さらに放置すると枯れてしまいます。

そのため植え付けるまでの間は仮で植え付けをしておくのです。これを仮植などと言ったりしますね。

写真はまだ根っこが見えている状態ですが、撮影後しっかりと土をかぶせてあります。

植え付け予定は11月中旬。もう少し先のことになるので苗木たちにはもうしばらくの間この状態で我慢してもらう事になります。

 

根っこの量も申し分なく、伸びている枝葉もしっかり充実しているため良い苗木を届けて頂いたと思います。ここから先の生育は自分たちの取り組み次第となるため、順調に育つようしっかりと手入れをしていきたいものです。