こんばんは。
今日の川根町上河内地区は手元の温度計で最高気温が12℃になりました。一気に気温が下がってきてような感じですね。気温の数字的にはそこまで低いわけでは無いのですが、風が強いことで体感的にはより寒さを感じた一日となりました。これは典型的な冬らしい天候であり、週間天気予報などを見てもこの状況が続きそうであるため、季節は完全に移り変わってきたと言えるかなと思います。
そんな冬に行う作業は冬草の草取りと遅れ芽の除去、シカなどの動物に踏み荒らされた箇所の手直しです。冬なので生えてくる草の量は少なく草丈も低い物が多いのですが、一切生えてこない訳ではありませんのでそのような草は取り除いていきます。
そして遅れ芽の除去は秋のナラシ以降に伸びてきてしまった芽を手ばさみなどを利用して取り除く作業になります。今年はいつまでも暖かな気温で推移していたため、お茶の木とお茶の木の間部分である畝間を中心に平年よりも多くの遅れ芽が伸びています。まだ未熟な状態であれば霜が降りるタイミングで凍って枯れてしまうのですが、生長状況を考えるとそれは期待できないですね。
放置しておけば来年の一番茶収穫時に支障が出る場合もあるので少しずつでも取り除いていきます。なお、遅れ芽が多い畑では春に再度ナラシ作業を行う事も。今年は深刈り園で多めの遅れ芽が発生してしまったので、深刈り園に関しては春に再度ナラシ作業を行いたいと思います。
そしてニホンジカやカモシカ、最近ではあまり被害はありませんがイノシシなどによる被害を受けることもあります。お茶の木の枝を折られたり乱されてしまうため、そのような場所はなるべく元の形になるように戻し、どうしても飛び出てしまうような枝葉があったら手ばさみなどを利用して刈り落としてしまいます。
どれも行う期間が限られている作業では無いため幾分余裕はありますが、基本的に全て手作業で行うため時間がそれなりにかかります。またシカなどに荒らされてしまった箇所の手直しは、一度手直しが澄んだとしても再度ほかの場所を荒らされてしまうため終わりが無いのも事実です。
冷たく強い風が吹きつける中での作業であるため、寒さ対策をしっかり行いなるべく快適に行える環境をつくりつつ行いたいと思います。