日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

作業しやすい茶畑へ 大雨で流された土の補充 

こんばんは。

今日も朝の最低気温は0℃と寒さ厳しい数字となりましたが、日中はしっかりと日差しが届いたことと風が穏やかだったこともあり、日中に関してはいくらか過ごしやすい1日になったと思います。寒さに対しても少しは慣れてきたように感じますが、風が比較的弱い状況での体感なので冬本番となった時の寒さが少し心配なこの頃です。

 

大雨で流されてしまう土

本日は茶園整備として、大雨で流されてしまった土の補充を行いました。

近年は短時間に大量の雨が降ることが度々ありますが、そのような降り方だと土に雨がしみ込む速度より雨が降ってくる方が早く、しみ込まなかった雨が地面を流れ水とともに土も流されてしまう事があります。

お茶の木を含めた植物に覆われているような状態であれば、土が流されるのを多少は抑えてくれるのですが、隣接した畑との境界など植物で覆うのが難しい場所などでは近年の雨の降り方に対応できず土が流されてしまう事があるのです。また改植などを行い土が直に見えている部分が多い畑も大雨時に土が流される確率が高い傾向があります。

 

改植した畑の内部であれば敷き草などを行い多少被害を低減させる対策を行うことが出来ますが、こちらに関しても隣の畑との隣接部や道路などに接した部分では対策を行うのも難しく土が流されてしまう事がありますね。

 

土が流されてしまうのはほんの一部であるため著しく悪い影響が出る・・・と言うことは無いのですが、土が流されてしまえば段差やくぼみが出来てしまい作業を行うにあたって支障が出てしまいます。少なくとも快適に作業に取り組むことは出来ないため、土が流されてしまったところへ土の補充を行う事にしたのです。

 

土の補充

土の補充を行うことになった理由としては、上記の快適な作業環境を整えることのほかに良い山土が入手できることになったためです。身近なところで林道の工事をしている箇所があるのですが、石がゴロゴロ含まれているような状態でも無く畑に十分使用できる物であったため畑への補充用として少し頂きました。

作業用の道の途中に取り合えずで置いた山土、こちらを手作業で必要な所へ分配し均していきます。重機を利用すればそれほど大した土の量には感じないのでしょうが手作業で行っていること、写真では分かりにくいですが傾斜があるため一輪車であっても土の持ち運びが大変なことなどから、それなりに時間も必要となり体感的に土の量も多く感じてしまいます。

元々あった段差も決して大きなものではありませんでしたが、土を補充したことにより段差は解消。これにより作業がより行いやすくなったと思います。

ただし今後も短時間に大量の雨が降るようなことは確実にあるでしょうし、その際今回補充した土が再度流されてしまう可能性も無いとは言い切れません。お茶の木がある程度は大きくなってきているので大雨への耐性は増していると思いますが、この状態を維持していけるように注意して見ていきたいと思います。