こんばんは。
今日はとても風が強い一日となりました。気温はここ数日で比較すると若干高めであり風さえしのげれば少し暖かさを感じることも出来ましたが、体がふらついてしまうくらい吹くこともあり風により体温を奪われるような感覚を覚えた一日でしたね。
この風の強さにより木々の枯葉が一段と落ちることとなり、道路には葉っぱが散乱している状態となっています。道路わきには今まで落ちた葉っぱが溜まっているところもあるので、時間があれば道路掃除も行っていきたいと思います。
水やり事情
本格的に冬が始まってからというものの雨がほとんど降らず、かなり乾燥気味となっています。そして今後も雨が降りそうにない予報が出ていることから、秋に植え付けたお茶の木は根の張りが不十分なこともあり乾燥の影響をもろに受けてしまう可能性が…。そこで水やりを行う事にしました。
なお、普段であれば水やりを行うことはほぼありません。と言うのも、管理している畑の多くは山の斜面にあり近くに水源があるような状態では無く水やりに使う水の確保が難しく、さらに散水用の設備なども無いからです。
一応農業用(防除や葉面散布で利用)に水を貯めてあるタンクはあるにはあるのですが、山の高い位置から取水しているため水の量が限られます。対して畑に水を撒くとなると、ある程度まとまった量の水が必要になるため水の十分な供給が出来ないのです。これが水やりを行わない、厳密にいえば行うことが難しい理由になります。
ただ、今回お茶の木を植えた畑は山の斜面では無く谷底にあり、近くを川が流れているという環境です。川から水を得ることが出来るため、水やりに必要な水の確保が簡単に出来ると言えます。
ポンプやホースなどの機械・道具は必要になりますが、水やりを行う際の一番の問題点となる「水の確保」が容易に行えるため、こちらの畑では状況に合わせ水やりを行っていきたいと思っているところです。
葉が落ちるのは通過儀礼?
植え付けたばかりのお茶の木は根の張りが不十分であり、どうしても枯れたり葉っぱが落ちてしまう可能性が高まります。今まで行ってきたお茶の木の植え付けでは水やりを行うことが難しかったため植え付けの後は一旦葉が落ちてしまい、しばらくすると芽が再生してくるというような形になることがほとんどでした。そのため、葉が枯れ落ちてしまうのは植え付けたお茶の木の通過儀礼のようなものとなっていましたね。
今回植え付けたお茶の木たちも植え付け直後には水やりを行いませんでした。と言うのも植え付け前に雨が降る日があり土には水分が十分に含まれた状態、さらに植え付け後にもたっぷりと雨が降る日があったため水やり変わりとなったためです。
そのため、植え付け直後の根を土と密着させる目的で行うような水やりに関しては何ら支障が無かったのですが、その後は雨が降らない日が続いています。
土と根が密着しているとしても植え付けたばかりのお茶の木はまだ根が伸びていないため根の張りが不十分です。大きくなったお茶の木と同じように広く深く根が伸びていれば水分を得ることが可能となりますが、根の張りが不十分であり土の表層付近の限られた範囲のみからしか水を得ることが出来ません。土の表層は雨が降れば一番に湿りますが雨が降らなければ乾燥しやすいため、どうしても少雨・乾燥の影響を受けやすいと言えるでしょう。
実際すでに茶色く枯れてしまった株も見られますし、葉がカラカラに乾いてしまった株も見られました。なお、完全に茶色く枯れてしまった株は植え直しを春に行いますが、葉が落ちてしまったとしても芽が生きていれば問題ありません。春になると再び葉を茂らせます。
土が十分に湿るように
今回の水やりでは2時間ほどかけて一株ずつたっぷりと水を与えました。
とにかくたっぷりと水を上げるのがポイントです。乾燥傾向にある状態だと中途半端な量の水では土の中まで水が届きません。表面はしっかり濡れているように見えますが、少し土を掘ると中の方は乾いていることが多くあるのです。
土の表面が濡れているだけでは水が必要な所へ届いていないと言えるので、中途半端な量の水やりでは行う必要がありません。特に夏場であれば中途半端な水やりは逆に作物に悪い影響を及ぼすこともあるほどです。
なお冬場なので水やりを行う時間帯も少し注意します。朝方の寒い時間帯や夕方だと水が凍る可能性があり根っこがダメージを受ける可能性があるので、なるべく気温が上がっている時間帯に行うのが重要ですね。可能であれば翌日の冷え込みが穏やかな日を狙って行いたいところでもありますが、ベストな日を狙って行うのはなかなか難しくもあります。
年内は今回の水やりでもう大丈夫かと思いますが、雨が少ない日々は今後も続きそうです。少なくとも年明け後しばらくも雨には期待できそうにないので、1月上旬中には再度水やりを行えればと思っています。