こんばんは。
昨日の夜から未明にかけては予報通り雨が降ったようで、本日は地面が濡れている朝を迎えました。ただ日中に関しては天気予報通りとはならず、雲が目立つ空模様となり肌寒さを感じることもありました。
とはいえお昼過ぎからはお稲荷さんの祭典があったため、数日前の予報では日中も雨が降りそうな感じであったもののこの時間帯に雨が降らずに済んでくれたのは有難かったですね。明日以降はまた寒波の影響を受け始め、しばらく寒さが厳しくなりそうな予報が出ています。体調管理などには気を付けて過ごしていきたいものです。
充実した芽が・・・
昨年の一番茶後に深刈り作業を行い枝葉を大胆に刈り落とした畑。その後、夏の高温及び少雨、そして少雨などに伴うハダニの多発生により平年よりも生育状況が悪くなっているものの、深刈りをしたことにより太く充実した芽が育ってきてくれています。
お茶の木は育てていると年々樹高が高くなり、枝数が増加する一方で一つ一つの枝は細くなってしまいます。ある程度細い枝が増えると自然と枯れこんでしまうような枝も出始めてしまうこともあり、木の生育の観点から見るとあまり良いとは言えない状態となってしまいます。そして木の状態が悪くなれば収穫量は低下し、品質も良い方向へは向いていかないでしょう。
そこで数年に一度の頻度で枝葉を大胆に刈り落とし、新しい枝へと更新する作業を行います。これが「深刈り」や「中切り」と言われる作業になりますね。なお、「深刈り」と「中切り」の違いは刈り落とす深さの違いなのですが、人の感覚で呼び方が変わってきてしまったりもするのでほぼ同じものと思って頂いて問題無いかと思います。
深刈りをしたことにより枝の量が一次的に減少してしまうため収穫量は減ってしまいますが、一つ一つの芽がしっかりと大きくなり力強さを感じさせる姿を見せてくれます。今の状態を見ていると今後の生育が本当に楽しみになりますね。