こんばんは。
3月ももう少しで折り返しとなろうとしています。平年であれば徐々に春本番の気配が漂ってくる頃になるでしょうが、今年は安定して寒い日が続いていたことが影響しているのか、梅の花の開花が遅れようやく見頃を迎えました。徐々に春らしさが増しているのは確実なのですが、ここ数年桜の開花などが早かったことを考えると今年は若干遅くなっていそうです。
ただ、先日は良いお湿りがあり今後も適度に雨が降る予報が出ています。気温は上がったり下がったりするでしょうがこの時期らしいものとなりそうです。今の所は遅くとも今後は本格的な春がやって来てくれることだと思います。
なお、昨日と今日は結構暖かい陽気となりました。空は霞が濃かったり雲が出ていたりして”快晴”とまではなりませんでしたが、久しぶりにしっかりと晴れてくれたと思います。先週の時点では雨が予想されておりヒヤヒヤしていたのですが、晴れてくれたため無事お茶の木の植え付けを行うことが出来ました。
「ゆめするが」の植え付け
ある学校と連携してのお茶づくり。2種類のお茶の木を植え付ける所から始める長期プロジェクトです。昨年の秋には2種類植える予定のうちの1種類「かなえまる」の植え付けを行いましたが、今回は2品種目となる「ゆめするが」の植え付けを行いました。
「ゆめするが」は誕生したての品種ではありませんが、茶品種の中で比べると最近誕生したものになります。誕生してからすでに少し時間が経過しているため品種茶としての販売も普通に行われているでしょう。
品種の特徴としては、特段飛び出た特徴は無いものの味や香りのバランスが良いお茶だとされています。特に苦み渋みがまろやかだそうで、飲みやすい特徴があるお茶であると言われていますね。栽培上の特性としてはやや晩生の品種であり、基準となる「やぶきた」と比べて若干芽の生育が遅く進む特徴があります。そのため「やぶきた」との組み合わせ栽培にも適しているのではないかとされており、以前から注目していた品種でもありました。
ただ、今まで導入することは無く今回のプロジェクトで初めて栽培を始めることになります。「かなえまる」も同じであり、研究論文などのデータは把握していますが実際育てないとわからない事も多いので、栽培を進めながらその特徴を把握していく事になるでしょう。
これで予定していたお茶の木の植え付けは完全に終了。約一年近く裸状態だったところにも苗が植えられようやく畑らしくなりました。今年は植え付け一年目であり、まずは完全に活着させることそして大きく生長していくのを支える期間になります。
収穫を行えるようになるのが待ち遠しいのですが、それはもう少し先の事になるので、ゆっくりと待ちながら丁寧なお世話をしていきたいと思います。