日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

徐々に膨らんできたお茶の芽

3月も折り返しとなるこの週末。土曜日は夕方ごろから雨が降り始め、今日日曜日は朝から雨が降ったり止んだりの若干肌寒さを感じる陽気となっています。「春に3日の晴れ無し」という言葉がありますが、今年はその言葉の通り晴れが続きません。ずっと晴れ続きで雨不足になるよりは良いのですが、やはり晴れの日が恋しくなってくるので明日からの天気には期待しているところです。

3月も折り返しという事で、そろそろお茶の芽が動き始める時期になります。

先日、島田市南部の方へ少し出かける用事があったのですが、ふと茶畑を見ると僅かですが黄緑色が目に入ってきました。芽が膨らみつつあるのかなと思います。

当上河内地区は山間部であるため気温が低め。南部の方と比べると2週間程度生育が遅れることもあります。そのため、芽が本格的に膨らんでくるのはもう少し先の事になります。昨年や一昨年と比べると気温が低めなことも今のところ芽の生育を遅らせている要因になっているかもしれません。

 

それでも真冬に比べると早生品種の「おおいわせ」を中心に芽が膨らんできているようにも思います。ちょうど2枚目の写真が「おおいわせ」の現在の様子になります。もともと芽が大きい状態で越冬しているので、春になってから芽が膨らんできているのか、微妙な違いなので勘違いの可能性はありますが…。

 

平年であれば一週間後くらいから防霜ファンのスイッチを入れ、芽への遅霜の影響を回避する期間に入ります。目に見える大きな変化はまだ無くとも、一番茶へ向けて本格的に動き始めるので良いお茶を作れるようにしっかりと準備を整えていきたいと思います。