日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

全ての畑で萌芽完了

4月も下旬に突入。

静岡県内でも南部のより温暖な地域を中心に一番茶が始まったことで、新茶シーズンが始まったことをより実感するようになりました。と言っても本当に始まったばかりであるため今年の傾向などはまだ掴めないですし、ある程度傾向が見えてきても平場の方と山間部の方と産地による違いもあるため、始まってみなければ実際分からないことも多いでしょう。

ただ今のところ茶畑を見ると良い芽が育ってきているように思います。一つ一つの芽の状態も悪くないですしある程度の量も出ています。また平年だと一つの畝の中でも山側の方が生育が早く谷側は遅くなるような傾向があったのですが(日の当たり方や気温差、霜の降りやすさが僅かに違いそれが生育の差となって現れます)今年に関してはその差が小さくそれなりに揃った状態で育ってきていますね。

物は悪くないと思いますし量もある程度は確保できそうな感じなので決して悪い年ではないと予想しているところです。

お茶の芽も葉っぱが一枚開く程度までの生育が全ての畑で完了しました。

一区画、谷底の日当たりが悪い畑があるのですが、この区画は気温が上がりにくい事もあり山の斜面の畑と比べると生育が遅れがちです。そんな傾向のある畑でもある程度芽が育ってきているので今後の生育がより楽しみになります。

 

一番茶開始まであと1週間程度、しっかりと準備を整えていきたいと思います。