日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

一番茶終了後ただちに始まる管理作業

こんばんは。久しぶりの投稿となります。

4月27日より始まった川根町上河内地区での一番茶は9日に無事終了。昨日10日はお茶工場の大掃除とほいろ上げを行い、本日からは一番茶後の管理作業を始めました。この時期は収穫が終わっても直ちに多様な管理作業を行う必要があるためゆっくり休む機会はまだありません。

具体的に今後行う作業としては

・裾刈り(お茶の木と木の間部分の枝葉を刈り落とす作業)

・ナラシ(お茶の木の表面を刈り整える作業)

・深刈り・中切り(お茶の木を低い位置で刈り落とし枝の更新を行う作業)

・肥料まき・浅耕(一番茶のお礼及び二番茶後の生育を支えるための肥料まき)

・防除(病害虫の対策)

・草取りなど

一年間で行う管理作業のうちほとんどの種類のものを1か月以内の短い時期に執り行っていく事になるのです。

 

特に二番茶の芽が育つ土台を整えるナラシ作業は行う時期が重要となるため、地味にシビアな期間が続くことになりますね。なお、ナラシ作業を行うのはもう少し先。刈り残した葉っぱが最大まで生長し切ったり、遅れて伸びて来た芽が大きくなったタイミングで刈りナラシ作業を行っていきます。

今日から始めたのは裾刈り作業と深刈り作業(一段階目)です。これらの作業を進めつつナラシ作業のタイミングがやってくる時を待ちます。

この時期の茶畑はすでに収穫を終えてしまっているため新芽が伸びている時の力強さはあまり感じられませんが、鮮やかな黄緑色の茶畑が広がっているため、これはこれで美しい光景であると思っています。