今日も梅雨らしい空模様となった川根町上河内地区。
昨日以上に気温が低く外作業は行いやすい状態だったのですが、時々雨がパラつくこともありこの点は地味に厄介でした。まく前の肥料を雨に濡らすことは出来ないので、雨が降りにくい時間を狙って少しだけ肥料まきを行いました。今日から肥料まきの開始となります。
今回の肥料まきは二番茶へも影響しますが、どちらかと言うと二番茶以降の夏の生育を支えることを目的に行うものになります。
お茶は、本来であれば光合成を行う部分を頂くことで作られます。収穫時にある程度の厚みがあるように葉っぱを残しはしますが、それでも大半を奪ってしまう事には変わりありません。また、収穫して終わりではなくその後も育て続ける特徴もありますね。収穫して終わりでは栄養分を奪う一方であるため、せめて頂いた分と生育に必要な分はあげることを心掛けています。
もちろん、肥料を与えすぎれば逆に問題が発生してしまうのであくまでも適切な範囲になりますが…。
お茶の木たちには収穫などでどうしても負荷をかけてしまう面がありますが、お茶の生産者としてお茶の木たちに生かされている事実もあります。そのためお茶の木たちに対しては、出来る限り育ちやすい環境を整え維持することは最低限行う必要がある事だと思っています。
これはあくまでも私個人が考え大切にしたいと思っている原則ですが、もしこの原則を守れなくなったら生産を続けること自体を考えることになると思います。