こんばんは。
今日はここ数日で比較するととても澄んだ青空が広がりました。見ていて気持ちのよい青空でしたがその分気温は上昇、手元の温度計で36℃と厳しい暑さとなりました。また午後からはにわか雨も降ることに…。当上河内地区においては今のところ雨が少しぱらついた程度なので、蒸し暑さがより増してしまったような感じになっています。
雨が降ってくれれば多少は涼しくなるので夕立に期待していたのですが、本日は蒸し暑いまま終わってしまいそうです。
綸斑病 茎への症状が少し気になりました
先週から始めた浅刈り作業もいよいよ終わりへ。これが終われば少しゆとりが生まれるので、あともうひと踏ん張り頑張っていこうと思っているところです。
そんな浅刈り作業ですが、作業としていると量は少ないものの綸斑病の症状が気になりました。
綸斑病は葉っぱあるいは茎へ症状が出る病気です。

葉っぱに出る症状は木の年輪に似たような症状が出るのが特徴です。
ただ今年に関しては葉っぱへの症状はあまり見られません。しかし茎への症状は少し出ています。緑色の茎がある中、黒っぽく変色しているのが綸斑病が発生している部分になります。

葉っぱへの症状と比べるとあまり大きな被害が出ないように思われるかもしれませんが、実は茎への症状の方が厄介だったりします。茎が病気になり枯死してしまう事により、次に伸びる芽も同時に枯死してダメになってしまうのです。次に伸びる芽がダメになるという事は、それだけ伸びてくる芽が減ってしまう事になります。
なおこの病気は気温の高い夏場に収穫やナラシなどで葉や茎に傷がつくことで発生する傾向があります。さらに主要なお茶の品種「やぶきた」が特にこの病気に弱いことから、この時期特に注意する必要があります。
綸斑病は今の葉っぱや茎に症状が出るだけでなく、次に伸びる三番茶芽にも「新梢枯死症」という形でダメージを与えることがあるため「やぶきた」を主に育てている以上、適切な管理をしていきたいと思います。