激しい雨予報となっている2日目。本日も雨が降る天気となっていますが、実は午前中はほぼ雨が降ることなく午後も降ったり止んだりであり、雨が降っている時間よりも降っていない時間の方が長いように思います。
また、かなりの大雨になるのでは…とも予報されていましたが、今のところ極端な大雨にはなっていませんね。川の水も少しは増えましたが、茶色く濁った水が大量に流れるような状態にはなっていないので、当地区においては雨量的にはそこまで多くは無いのかなと思います。
ただ、明日にかけて雨が降る予報が出ていますし、特に今夜から朝にかけてはまとまった雨が降る予報も出ています。決して慢心はせず注意していきたいと思います。
深刈り園のナラシ
一番茶後に深刈り作業を行った畑は作業から約2か月が経過しました。これだけの日が経過すると再生してきた芽により、すでに緑色の畑へ戻っていますね。

作業をしてからしばらくは枝が直に見えているため茶色っぽく見えるのですが、今ではその様子は見られません。
※下の写真は雨前に撮影したものです。

このまま芽を伸ばしっぱなしにしても悪くは無いのですが、この時期にこれだけの芽が伸びていれば一旦刈り落としを行った方が個人的には良いかなと思っています。
刈り落としを行うことで上へと伸びる生育は一旦止まってしまいますが、今伸びている再生してきた芽は生育のばらつきが大きくその後の生育にも影響が出てしまいます。一旦刈り落とすことでばらつきをある程度は揃えることが出来ますし、芽数も少し増やすことが出来るため翌年春の収穫量増にも繋がりますね。
ただ、後者の収穫量増は今後の管理を上手く行うことが必須です。
昨年は同じように管理をしましたが、夏の高温と少雨それに伴うダニの多発によりお茶の木に大きなダメージを与えてしまいました。そのため、今年の一番茶および二番茶の収穫量は普通の畑と比べると三分の一以下程度しかありませんでしたね。
天候はコントロール出来ないので高温および少雨の影響は仕方が無い面もありますが、そのような状況になるとダニなどが発生しやすくなります。それが知識としてあったとしても迅速に対応することが出来ず、結果として生育を阻害させてしまったのは昨年の大きな反省点でした。
今年の天候はどうなるか分かりませんが、こまめな観察を行い出来る手入れはしっかりと行う事を心掛けたいと思います。その第一段階となる夏場のナラシ作業、こちらを雨が止むであろう金曜日以降に進めていく予定です。