日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

「かなえまる」と「ゆめするが」への肥料まき

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から良い天気となりました。晴れたことで強い日差しが届き、風も穏やかだったことから体感的には暑さが厳しいように思いました。ただ、手元の温度計では最高気温は33℃とものすごく高かったわけではありません。ここ数年の連日の猛暑日越えの状態、体温越えの気温の日を思うと過ごしやすいのかなと思います。

それでも今年は早い梅雨明けにより、気温が高めな日がしばらく続いている事になります。疲れも溜まってきていると思うので体調管理にはより気を付けて過ごしたいものです。

 

肥料まき実施

今回は「かなえまる」と「ゆめするが」へ肥料を施しました。

今年の春の植え付け後に、成園で余った肥料を与えて以来の肥料まきとなります。

植え付け前や植え付け時には肥料を与えておらず、春の肥料まきも余った僅かな量のみなので本格的に肥料をあげるのは今回が初めてと言ってもいいかもしれません。

今回使用するのは菜種油粕と魚粕。

菜種油粕は「ゆめするが」の方に20㎏「かなえまる」の方にも20㎏まき、魚粕は「かなえまる」の方にのみ20㎏使用しました。「かなえまる」の方にのみ魚粕を追加したのは、「ゆめするが」と比較して木が大きく生育が進んでいるからですね。

重量で考えるとそれなりに肥料を与えたように感じますが、成分量で考えるとそこまで多くはありません。主要な成分である窒素のみに限り考えますが、一年目の幼木園であれば窒素成分量で10a当たり20㎏程度施すのが基本になっています。

 

「ゆめするが」「かなえまる」共に2aほどの面積になるので合わせて約4a、必要な窒素成分量は一年で8㎏程度になるでしょう。菜種油粕に含まれる窒素成分は今回の資材だと5.3%、重量20㎏当たり約1kgの窒素が含まれている事になります。また、魚粕の方は6%だったので1.2㎏になりますね。

与えた窒素成分量的には約3kg少々となるので、同じ種類の肥料であればあと2.5倍ほどの施すのが基本となるでしょう。

 

ただ、植え付け初年は冬を耐えられるくらいの根が張ってくれることが最重要だと個人的に思っているので肥料は基本的に少なめにしています。今年追加で肥料を与えるとしても今回と同程度の量か、鶏糞か牛糞たい肥の利用を検討しているため、窒素成分量的には少なめにする予定です。

肥料をまいた後は、しっかりと土と混ぜ合わせる作業もしています。

これで作業自体は完了になりますが、肥料が効率よく吸収されるためには水分が欠かせません。この畑は近くに川が流れているため、エンジンポンプを使えば散水も可能なため、今後の天候の状況によっては散水の方もしていきたいですね。