日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

新梢枯死症が少し発生 されど生育には影響なし

こんばんは。

今日は久しぶりに猛暑日未満の気温となりました。ただ涼しくなったわけでは無く、手元の温度計で34℃と相変わらず暑い状態が続いています。気温自体はとても高いものではありませんでしたが、朝露でお茶の木が濡れていたこともあり、長靴と合羽を履いての作業…。通気性が悪く、夏場であればたくさんの汗をかくことになりますね。

今日はお昼近くまでその状態で作業する必要があり、軽い熱中症のような状態になってしまいました。気温はもっと高い日がありましたが、今年で一番厳しい状況であったと思います。

 

新梢枯死症

現在主に育てているのは「やぶきた」お茶の品質としては良い物が出来るのですが、病気に弱いのが地味に難点な品種です。

この時期に発生が怖いのが「炭疽病」と綸斑病菌によってもたらされる「新梢枯死症」になります。炭疽病に関しては浅刈り作業や防除など抑える方法が複数あるのですが、綸斑病に関しては防除以外に効果的な方法が無いのも厄介ですね。

 

綸斑病は気温の高い夏場に葉っぱ茎を切ったり、何らかの影響(強い風など)で傷がつくとその傷口から病原菌が侵入、発病してしまいます。そのため、二番茶の収穫やその後の浅刈りなどによりどうしても発生してしまう傾向があるのです。

感染から発病までの期間は短く、症状が進めば葉っぱだけでなく芽も枯らしてしまうためこの病気が出るのも厄介なのですが、後々伸びた芽を枯らしてしまう「新梢枯死症」という症状を引き起こす病原菌にもなるのも厄介な点になるでしょう。

感染から発病まで40日程度と時間がかかるため、一見良い状態で育ってきていても後で枯れてくることもあるためショックは大きいです。

 

ただこれは「やぶきた」を育てていく上ではある程度は許容する必要がある事になるでしょう。発生をゼロにするのは困難であるため、蔓延しない限りは受け入れています。実際、ある程度の芽が育ってきていれば多少新梢枯死症が発生したとしても収穫量や品質には影響は出ません。

それでも茶色く枯れた芽は目立つ存在であるため、出来る限り少なくなるような手入れをしていきたいと思います。