こんばんは。
10月になって早くも5日が経過。今月はお祭りが各地で執り行われることが多く、山の茶畑で作業をしているとたまに花火の音が聞こえてくることがあります。秋らしいひと時だなと思う瞬間です。
そしてシカ(ニホンジカ)からも秋らしさを感じることが増えてきました。
シカは秋が繁殖期。そしてこの時期のオスのシカは甲高い声で鳴くようになります。女性の叫び声のようにも感じる声であるため、夜中に鳴き声が聞こえてくると目が覚めてしまいますね。そんな繁殖期特有の鳴き声も10月になったタイミングで聞こえるようになりました…。
また、繁殖期になると獣臭さも増します。シカの痕跡のある場所だと明らかに匂いが残っている事もあるほどです。土(泥)を体にこすり付けるようになるのもこの時期であり、土が散乱していたりお茶の葉っぱが泥で汚れてしまっていたりもします。


泥を付けられた葉っぱは傷がたくさん付いてしまう事により、枯れてしまいやすくなります。傷では直接的に枯れないとしても、その傷口をきっかけに病原菌が侵入し病気となってしまうこともあるので、ほとんどの場合で被害を受けた箇所の葉っぱは枯れ落ちてしまうことになります。
マダニも大量に落としていくので、地味に厄介な被害になるのです。
シカの被害が無い頃は、この時期になると茶畑周辺にコスモスが咲いたりススキの穂が出でいたりしたのですが、そのような光景はシカの食害により見られなくなり、今では繁殖期の痕跡が秋を告げるようになりました。