日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の保存方法 冷蔵庫保存での注意点

昨日は朝方は晴天だったのが、お昼以降は曇天に…。そして、夕方から降り始めた雨は一晩中降り、ヒンヤリと寒い夜となりました。

 

静岡県内では雨が大部分で、富士山や南アルプスなど標高が高い所でのみ、雪となったようです。いよいよ本格的な冬の到来でしょうか…。

 

昨日、夕方から降り始めた雨は今日の朝まで降り続き、お昼からは青空が広がるようになりました。しかし、晴れるとともに風がビュービュー吹き始め、今晩は放射冷却によりグッと冷え込みそうです。

 

静岡県中部と西部の主な街では、滅多に雪が降ることはありません。ですが、暖冬になると南側を前線が通過し、同じタイミングで寒気が入ってくると、雪が降ることもあります。今シーズンは車のタイヤをスタッドレスに変えるなど対策も必要かな、と考えているこの頃です。

 

冷蔵庫で保存する場合は…

購入してきたお茶あるいは頂いたお茶。急須で淹れるお茶を手に入れた時は、どこで保存していますか?

 

一般的な保存場所として挙げられるのが『冷蔵庫』です。

冷蔵庫は低温で温度変化が少なく、強い光ももちろん当たりません。そのため、お茶の品質を維持する場合の保管場所としては、冷蔵庫が最も適しています。

(後熟させる場合は、冷暗所なども良いです!)

 

しかしながら、冷蔵庫で保存する場合は注意するべき事があります(>_<)

それは、冷蔵庫からお茶を取り出す時です!

 

冷蔵庫内は低温に保たれています。そのため、当然お茶も低温の状態になっています。

冷えた低温の状態のお茶を取り出し、袋の口を開け、お茶を飲むあるいは茶筒に移し替える⇐これはNGです!!

 

なぜかというと、茶葉が結露してしまうからです。

 

例えば、冷蔵庫に入れてあるジュース、あるいはコップに入った冷たい飲み物を想像してみてください。最初の内は、容器の表面は特に何ともなっていませんが、しばらく時間が経つと、水滴がたくさん出来ていると思います。

つまり、結露しているのです。

 

この現象が、冷蔵庫で保存した場合のお茶でも発生してしまいます。

お茶は乾燥している物です。結露により水滴が付いてしまうと、水や湿気を吸ってしまい、お茶をダメにしてしまいます(-_-;)

 

そこで結露させないためには、冷蔵庫に保存してあるお茶は出した後すぐ袋を開けず、室温で半日ほど放置します。

すると、冷たい茶葉が室温の温度に…常温に戻るため、結露はしません!

 

そのため、冷蔵庫でお茶を保存している場合は、袋を開ける半日ほど前には、冷蔵庫から出しておく必要があります。

 

※「冷凍庫」で保存している場合は、冷蔵庫内で1日ほどかけて解凍したあと、さらに半日ほどかけて常温に戻すことが必要です。冷凍庫から直接外に出してしまうと、温度変化が大きすぎるため、一度冷蔵庫を経由します!

 

まとめ

お茶の保存場所として使用されることのある”冷蔵庫”

冷蔵庫でお茶を保存する場合のポイントは…

 

・急な温度変化(冷蔵庫から出して、すぐに袋を開けるなど)を避け、結露させない

 

・冷蔵庫から出した後は、半日ほどの時間をかけ、常温に戻してから袋を開ける

 

・冷凍庫の場合は、冷蔵庫で1日ほどかけて解凍したのち、さらに半日かけ常温に戻す

 

これらが冷蔵庫で保存するときのポイントになります。