こんばんは!
今日は二十四節気の1つ『清明(せいめい)』です。すべてのものが、春の暖かさを受けて、生き生きとしてくる頃…となります。
桜も今がまさに見ごろとなっていますし、山の木々の芽も続々と開き、黄緑色へと変化しています。
生命力にあふれ、キラキラとしているような、そんな印象を受ける今日この頃です(^^)/
そして、長い間少し冷え込んだ日が続いていたのですが、日中は久しぶりに暑いと感じるほどの暖かさに…。お茶の芽も、今日の暖かさ・今後の暖かさで、より一層大きく伸びていくと思います!
今回は、お茶の芽の生長とリンゴ・柿の関係について投稿します。
生長の比較として…
リンゴは長野県や青森県、涼しい気候の地域で盛んに栽培されているイメージがあります。
逆に柿は、日本の多くの地域で…家の軒先とかにも植えられているイメージがあります。
どちらも、お茶とは関係がないように感じる果樹ですが、実は芽が出たり伸びたりするスピードに関係があるのです!
まずはリンゴ!
リンゴは冬になると葉っぱが落ち、春になると芽が出てくる植物です。
最近ようやく芽吹いてきました(^^♪
芽吹いた後、葉っぱが何枚か開いてから、つぼみのある芽はそれを膨らませます。
どこがお茶と関係があるのか…ですが、リンゴとお茶は芽吹くタイミングが大体同じです!
そして、リンゴの花が咲くころに一番茶(新茶)の収穫も始まります。
リンゴは趣味で始めた果樹です!
花は咲くようになりましたが、まだ実を付けたことはありません。
しかし、実際に育ててみて、お茶とリンゴの生長の要所が同じタイミングであることに気が付きました(^^)/
柿との関係性
柿とも同じように生長のタイミングが同じ、という関係があります。
芽吹く時期は柿の木の方が遅いのですが、葉っぱが2枚・3枚と開く頃にお茶は収穫を迎えます!お茶の収穫が遅い年は、柿の葉が開くのも遅くなるので、「今年はどうなるのかな?」と思いながら柿の様子も見ています。
また、碾茶(抹茶にする原料となるお茶、このお茶を石臼で挽くことで抹茶ができます)を作る時にも、柿の生育を参考にしたりします。
『スズメが隠れに簾を広げ、カラスが隠れに藁をふり』
という言葉があります。
柿の葉っぱがスズメが隠れるほどに開いたら、お茶畑に簾(す)を被せて、少し薄暗くします。
そして同じく柿の葉っぱが、カラスが隠れるほどに開いたり、茂る頃になったら、簾の上に藁(ワラ)をふってもっと暗い状態にします。
このようにして、お日さまの光を遮ることで、『碾茶』を育てているのです!
ただし、このような栽培方法(ほんず栽培といいます)は、現在減少しています。寒冷紗(かんれいしゃ)という黒い布のようなの物を、茶畑に設置した棚にかぶせたり、お茶の樹に直接被せて作る栽培方法が増えています。
ちなみに静岡県では、後者の寒冷紗を直接被せて育てる方法がメインです!
ただ、棚にかけて育てたり、ほんず栽培で育てた碾茶から作られた抹茶の方が圧倒的に美味しいです(^^♪
(あくまでも個人的な感想です…)
このように、お茶の栽培と柿の生長は関係ないように見えて、実は関係があるのです!
移り変わる光景
最近は晴天続きです!
今後は気温が上がる予報となっているため、より一層木々の芽が膨らんでいくと思います。そろそろ一雨降って欲しい所でもありますが…(^^;)
この光景も日に日に変化しています。
同じようなアングルで一週間ごとに撮影して、変化していく様子を見て行きたいと思います。