日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

春の肥料まき2回目を始めます

おはようございます。

今朝の川根町上河内地区はドンヨリとした空模様となっています。

 

今週は天気が変わりやすく日毎の寒暖差も大きくなりそうなので、天気予報や空模様を確認しながら作業を進めていく事になります(^^)/

 

今日から3月が始まりましたが、正直「もう3月になったの」なんて思っている所です。

 

今月末にはお茶の芽の萌芽が始まりそうですし、さらに2か月後の今日は八十八夜に!

静岡県は一番茶(新茶)シーズン真っ只中ですし、上河内地区でもお茶の収穫・製造が始まっているか始まろうとしているか…という時期になりますね。

 

今月も新茶シーズンやその後の生育に欠かせない作業を行うので、気合を入れて取り組みたいと思います!

 

 

春の肥料まき2回目

1か月ほど前の今頃は春の肥料まき1回目を行っていました。

肥料の補給と土づくりを兼ねて、1回目の肥料まきでは菜種油粕や魚粕を主に使用した配合肥料を使用しましたね(^^♪

 

そして今日からは2回目の肥料まきを始めます!

1回の作業でまとめて行わないのは根っこや土へのダメージを防ぐ目的や肥料が流亡(畑外へ流れ出てしまうこと)するのを防ぐためなどの理由があります。

 

使用した肥料が有機質肥料であったとしても一度に沢山の量を施したり必要な量を超えた量の肥料を施すと、土や作物の根っこがダメージを受けたり、吸収されなかった肥料が畑外へ流れ出てしまう事があるのです。

 

他にもまとめて肥料を施すと、天気や生育状況によっては途中でお茶の木が肥料不足に陥ってしまう可能性が高まるデメリットがありますね。

 

そのため作業の回数は増えてしまいますが、肥料を何回かに分けて施すようにしています(^^)/

特にお茶の収穫後や夏場はお茶の木の生育状況に合わせて施すことが重要となりますね。

 

緩効性の肥料を使用

2回目の春の肥料まきでは緩効性の化成肥料を施します!

 

有機質肥料も化成肥料も微生物に分解されるのですが、一般的な化成肥料は分解のスピードが早かったり分解にかかる段階が少ない事から早く効果が出るようになっています。

 

そのため化成肥料は有機質肥料以上に適切な量を使用することが重要となる肥料なのです。

 

 

しかし、春の肥料まき2回目の作業で使用する今回の肥料は緩効性の肥料となります。

文字通り緩く長く効く肥料になりますね!

化成肥料ですが有機質肥料と同じような肥料だと思ってください。

 

ゆっくり効果が続くことで畑外へ肥料が流亡することが少なく環境に優しい一面もありますし、お茶の木が肥料不足に陥るリスクも低くできます。

 

 

ちなみにお茶の木を含めた植物は窒素肥料などを吸収し、窒素成分を元に体の中でアミノ酸を作り出します。

アミノ酸は体を作るためには欠かせない原料となるたんぱく質の原料となるものです。

 

私たちに人間の場合はタンパク質を摂取して分解することでアミノ酸を作り出します。

そのアミノ酸を再び構築し直しタンパク質を作る事になりますね。

 

植物にとって窒素成分は体を作るために欠かせない成分になります。

 

 

そしてお茶の木は伸びた芽を収穫する作物。

体の一部を頂く農作物なので、お茶の木の体を作るために欠かせないアミノ酸の原料となる窒素成分が重要な肥料となるのです。

 

 

施せば良いわけでは無い

ただし、肥料をただ施せば良い訳ではありません。

 

まず肥料や水分をしっかりと蓄えられるような土をつくることが重要ですし、土の中にある肥料や水分をしっかりと吸収できるように健康的な根っこが伸びるように手入れをする必要があります!

 

どんなに肥料を施したとしても、根っこから吸収出来なければ施した肥料が利用されることは無いからです!!

 

また肥料が直接アミノ酸となる訳でもありません。

お茶の木の内部で吸収した窒素成分を元にアミノ酸が作られていくため、お茶の木が健全に育っている事が何よりも重要なのです(^^)/