おはようございます。
昨日は午後から雨が降り出し、今朝にかけて静かに降り続きました。
前回の雨と違いそれほど激しい雨では無いですね。
シトシトと静かに降るような雨となっています。
このブログを書いている時点ではすでに雨が上がっていますが、空は雲が覆っている状態。
また濃い霧も発生しているので青空はまだ見えませんね。
今回の雨によりお茶の木も植物の生育も進んでいくと思うので、今後の生育に期待したいと思います。
カブリダニと思われるダニを発見
お茶の木を含めた作物にはダニが寄生して被害をもたらすことがあります。
大きさはとても小さいですが、繁殖力が非常に強く発生すると大きな被害が出る事があるのです。
ちなみにダニはダニであり昆虫ではありません。
そのため、ダニと言う分類がありますね。ダニの防除で使用する資材もダニ剤という分類になり、殺虫剤ではダニを防除することが出来ないことがほとんどです。
お茶の場合は
・カンザワハダニ
・チャノホコリダニ
・チャノナガサビダニ
・チャノサビダニ
が主に被害を及ぼすダニになります。
以前訪れた沖縄で聞いた話ではマンゴーツメハダニというダニもお茶に寄生するようです。
そんなダニ類ですが特に注意したいのが、春から初夏にかけて発生が多くなるカンザワハダニになります。
繁殖力が強く、お茶の葉から栄養分を吸い取ってしまいます。
被害を受けた葉では色があせて黄色味を帯びてきますし、発生が多くなるとお茶の芽が伸びなくなるなどの影響もあります。
また伸びた新芽に寄生することもあるため、そのような芽が収穫時に混入するのを防止する必要もありますね。
ちなみに夏であれば「チャノホコリダニ」の発生に最も注意しています。
ダニの天敵はダニ
ダニが増えすぎてしまわないように防除を行う事もありますが、発生が少なかったりすると防除を省くこともあります。
また防除を行う際は天敵となる虫には影響のない資材を選択することが重要ですね。
ちなみにダニの天敵は主にダニになります!!
植物に影響を及ぼすダニを食べてくれるダニがいるのです\(^o^)/
そのため、害虫となるダニには効果があり天敵となるダニには優しい資材を選択することが大切になりますね。
先日はハダニではないダニをお茶の木上で見つけました!
判断が難しいのですが、ダニを食べてくれるカブリダニ類の仲間ではないかと思います。
見た目から推察するとチリカブリダニが最も似ているように感じますね。
ちなみに天敵となるダニには「ミヤコカブリダニ」「ケナガカブリダニ」など多様な種があります。
その多くがハダニより体が小さい傾向があり、肉眼で見つけるのはまず難しいでしょう。
しかし彼らは確実に存在し、お茶の木の生育を支えています。
今後も彼らの力を借りながらお茶を作っていきたいですね(^^;)