日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年も白い塊が育っていました

こんばんは。

今日の日中は暖かいというよりも暑いと感じました。手元の温度計での最高気温は18℃。数字的にはそこまで高くないようにも思いますが、日差しがしっかりとあったこと風も穏やかだったことから体感的には正直暑く感じました。

 

ここまで暖かいとお茶の木の生育も進むと思います。そのため、春先の遅霜が非常に心配ですね。

 

4月になっても冷え込む日はありますし霜のリスクは0にはなりません。対してお茶の芽は生育が進むごとに寒さへの耐性が低下するため、生育が早く進むと寒波がやって来た時などに霜に当たるリスクが高まると言えます。

そのため、早い時期から暖かく生育が進むのは心配になるのです。

 

そんなことを考えつつ、浅耕作業をしっかりと終わらせた1日でした。

 

菌糸の塊「ハンペン」

肥料まきそして浅耕作業という事で、主に土に関わる作業を行っているこの頃。土にちなんで、今年も白いアレをご紹介したいと思います。

通称ハンペンと呼ばれる菌糸の塊です。

刈り落としたお茶の木の枝葉をまきこむような形で菌糸が生長しこのような状態になっています。

一応年中姿は確認できるのですが、気温の低い時期に菌糸が伸びる傾向があるようなので、冬からこの時期にかけて存在感が増してきますね。

昨年大きく育ったものをいくつかに分け畝間や茶株内に入れておいたのですが、その効果があったのかハンペンの個数は増えたように思います!ただ大きさに関しては昨年見つけた物よりも大きなものはありませんでした。

 

土の中で働いてくれている微生物はこれだけではありません。ですが、その一部がこのように目に見える形で出てくると何となく面白さを感じます!