日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

暖かすぎてお茶の生育が心配になるこの頃

こんばんは。

今日は手元の温度計で最低気温が3℃、最高気温は18℃となりました。寒暖差がなかなか堪えます(^^;)

 

空は良く晴れていてしっかり日射しが届いたため、今日も気温の数字以上に暖かさを感じる一日となりました。

 

まだ冷え込む日が欲しいです

最近は暖かく平年よりも気温が高い日が続いています。

ここまで暖かいと多くの植物で生育が進む事でしょう。雨も適度に降り土には十分な水分が含まれていますし、真冬の頃のように日照時間も短くなく、生育が進まない理由がありません。

 

ただここまで暖かく生育が進む条件がそろっていると、今後寒波などがやって来て冷え込んだ場合、大きなダメージを受ける可能性があります。そのため、気温が上がるのが早い年はいつもよりも遅霜や冷え込みが心配になるのです。

お茶の場合も萌芽前の状態であれば、それなりの低温や霜に耐える事が可能です。

しかしながら、萌芽後は耐寒性が弱まるため冷え込みにより生育が抑えられたり、霜が降りると芽が凍ってしまい枯れてダメになることもありますね。

4月中に霜が降りる可能性は十分あり得るので、早い時期から生育が始まると霜などの危険性が高い期間に長く当たるため心配になります。

 

もちろん、萌芽前の状態でも冷え込みがあると生育が抑えられたりします。

しかし、完全に芽が凍ってダメになることはそうそうありません。ある程度寒さや冷え込みがあり生育が抑えられた方が遅霜が降りる可能性のある期間が短くなるため、この時期としてはある程度冷え込みがあり生育が抑えられている方が安心できるのです。

 

今のお茶の芽はまだ小さい状態。

萌芽間近となるとツクツクしてもっと存在感を放つようになります。そのような状態になると霜や冷え込みへの耐性が弱くなるので、冷え込みが来るなら今のうちにして欲しいと思うこの頃です。